14話 従妹無双
亀と言っておきながらも土日は結構筆が進むので更新できました‼
明日も更新できるといいな………
そして、PV17000ユニーク1000突破ありがとうございますm(_ _)m
そしてお気に入りも94件ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします( *`ω´)
side 莉火
今日は日曜日、つまり一日中MCOのやり放題ということ
昨日はレベル5まで上げたけど、今日の目標はせめて10にすること
寝る前の話し合いで2人と決めたことだ
とりあえず、AM8:00になったら北門集合になっている
現在の時刻はAM7:00
30分前に起きるつもりが、さらに30分早かったようだ
なので、先にインしておいて街の散策をしたいと思う
〜第一の街 ファース〜
ぶらぶらと目的もなく彷徨っている
大通りや表通りは一通りまわった
こういうゲームだと街はそんなに広くないはずだが、MCOはかなりでかい
広い故に1時間程かかった
今は約束の北門のところへ来ている
「…よし……揃った……いこ……」
一応ケイがリーダー的な存在だ
表向きはヤオヨロだけどね
「ふふっ♪死なないようにだけ気をつけましょ♪」
ここからはデスペナがあるから気をつけなければ痛いのだ
「ったく…莉火はいつも通りだね。君のいつものリアルチートに期待するよ」
やれやれとしているが、ヤオヨロも十分チートだ
「……きた。野犬…レベルは7〜」
早速ケイが野犬を釣ってきた
ナイトとかよりもアサシンの方があいそうなのにケイはいつも壁役だ
「《精霊魔法》火の精霊さん、野犬達を火で囲って足止めして?」
ヤオヨロの横に出現した赤い精霊さんは走ってきた3匹の野犬達をそれぞれ小さな火で囲んだ
「よし‼まずは一匹目‼《スラッシュ》からの火閃‼《ステップ》」
スキルスラッシュの使用のあと、一晩考えた連携として家の道場での刀術による技の一つ、火閃を続ける
火閃とは回避を捨て、切り裂くことを主にした横斬りで斜め斬りのスラッシュと組み合わせがよかったからだ
しかも、ここはゲームの中
火閃で回避ができなくなっても無理矢理ステップによる回避が可能となるのだ
「相変わらず強すぎるね⁉」
ヤオヨロがまだ慣れないという感じでケイを回復させながら呆れている
「ん……早く慣れた方が…いい……最後…いく…よ?《攻守交代》…土閃…」
攻守交代による赤いオーラを纏いながら、家の道場の門下生でもあるケイが使ったのは広範囲の重い攻撃と叩き潰すことを前提とし、かつ素早く斬ったかのように魅せる土閃
相手にしていた野犬二匹を見事吹っ飛ばした
「やっぱり…慣れるのは相当先みたいだね。君達、何をしたらそんな強くなれるんだい?」
横に頭を降りながらさっきよりも呆れた声のヤオヨロ
しかし、テスト開始時点ではあんなにテンションの高かったのも一晩おいて落ち着いたようだ
流石、この三人の中の頭脳トップだ
「別に強くないよ。お父さんの方が強いし、その上をお母さんがいくし。それに、ヤオヨロは人の事言えないんじゃないかな?」
なんとヤオヨロは驚異の瞬発力に並列思考が生まれながらにして持っているのだ
しかも親の方針で小さい頃からその長所を伸ばしているのだ
「……並列思考は…ズルい…」
攻守交代の効果が切れ、赤いオーラを霧散させながらジト目でやってきた
「まあ、結論は気にしちゃダメだという事だね。ん?皆次でレベル上がりそうだね」
パーティーのHPMPSP経験値が自分のゲージの下に浮かんでいるのでどんな程かわかるのだ
ただ、何故か知らないけどレベルは表示されない
パーティー欄の方にも職業が表示されなかったりする
その後襲ってきた野犬達をぶっ飛ばすと三人同時にレベルアップした
そのままいい感じに調子にのり、サクサク狩っていく
過疎っているため、どんどんと狩れる
まあ、回復するのに見張りたてて座る時間は勿体無いけど…
序盤はしょうがないといつもわりきっている
というか、集中してたせいかいつの間にか3時間半経っていた
現在の三人のステータスはこうなっている
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PN:莉火
性別:女性
種族:獣人[黒狼族]
職業:戦士lv.16
HP:190/190
MP:180/180
SP:2010/2010
STR:221
INT:17
VIT:18
AGI:209
DEX:18
LUC:17
スキル:《獣化:A》lv.1《刀剣術
:P》lv.3《ステップ:A》
lv.1
2050P
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PN:ヤオヨロ
性別:女性
種族:賢人
職業:魔法使いlv.16
HP:350/350
MP:2730/2730
SP:180/180
STR:17
INT:272
VIT:34
AGI:17
DEX:85
LUC:17
スキル:《精霊魔法:A》lv.2《回復
魔法(小):A》lv.3《回復促進:P》lv.3
2050P
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PN:ケイ
性別:女性
種族:機人[硬壁族]
職業:戦士lv.16
HP:3070/3070
MP:170/170
SP:520/520
STR:51
INT:16
VIT:306
AGI:16
DEX:16
LUC:16
スキル:《挑発:A》lv.3《防御上
昇:P》lv.3《攻守交代:A》lv.1
2050P
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…そういえば必需品等買うの忘れてた
「朝は一旦ここまでにしよう」
皆でステータス確認した後、時間も時間なので一旦ファースに帰った
街に入ると、『第二の街 コンドと第一の街 ファースが繋がれました。プレイヤーの方は街の中央広場より跳べるようになりました』となり、何事⁉と掲示板を見るとどうやらどっかのプレイヤーが2日目にして第二の街到達かつ転移門を開くという暴挙を成し遂げたらしい
ただ、コンドに行くためのボスを倒してなければフィールドには出れないらしい
ただ、ファースにはない街の設備が使えるようになっていたり、プレイヤーの混雑が解消されたりと目に見えてメリットがあるのでほとんどの人が感謝してるみたいだ
1人わけわからずやってのけそうな人が頭に浮かんだが、流石にそれはないかと考えるのをやめた
その後成果を売り(山分けで290P)、道具屋さんに行きパーティー共有財産としてMPポーション(小)とSPポーション(小)をそれぞれ35本、HPポーション(微)を2本買った
これで所持金はすっからかんだ
武器はステータスのおかげで初期装備でなんとかいけている
今のところ一応ほぼ最前線(コンドいけた人が最前線のため)の攻略組だろう
装備は行き詰まれば、買えばいいと思っている
装備のための金稼ぎには西南東にいけばなんとかなるだろう
1:00に同じく北門集合と約束をし、ログアウトした