13話 挑戦なき実験
改めまして日間総合にのる、日間SF第五位ありがとうございます*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*
これからももっと頑張ります‼
「これからよろしく頼むよ。…っと、自己紹介がまだだったね。サーシャ・ラックドール、最高位薬師だよ」
「…………ハッ⁉っと、自分は蓮=カーボンと申します。よろしくお願いします」
三人目の最高位職の出現に一瞬、放心してしまった
「(なるほど〜この子があの2人が言っていた子だねぇ…)うん、とりあえずさっきのことをやってみようか」
と言われたので、調合師入門のスキルロールで《調合》と《方法書》を覚える
「その後はここのなら何でも使っていいから好きなだけ調合するといいよ。僕はこの部屋の隣の作業場にいるから何かあったらいつでも声かけてね」
そう言い残し、隣へ去っていった
「よし…とりあえずさっきの作るか…」
というわけでさっきの作業を真似した結果できたのがこれ
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名 中級回復玉
回復:1000(1200)
品質:C
作 蓮
薬草の濃縮液にヒール草を丸めて
漬けたもの
濃縮液が少ない事とキチンとした
レシピが失われているため、なか
なか作る事ができない
高品質により回復量+200
クールタイム80秒
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名 HPポーション(中)
回復:500(450)
品質:D
作 蓮
薬草をすり潰し得た液体を1:9.5の
割合にて水で薄めたもの
少し薄めすぎたため回復量−50
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回復玉は及第点をあげれるだろう
ポーションは少しミスったな…
そんなことより、回復玉は方法書を使い保存しておかねば、と思い保存すると目の前にウインドウが現れ《中級回復玉レシピC》と出てきた
バーの方に目を向けるとMPが微量だけ消費されていた
さて、ここからは実験の開始だ
とりあえずヒーラー草を使ってみようかと思う
一工夫加えるのにヒーラー草を3束重ねて包丁で微塵切りにする
微塵切りにしたのを何故かあったミキサーにかける
根気よくかけるとドロっとしたライトグリーンの液体になった
これを直径2cm程の丸い型に流し込む
型は蓋があり、そこに管を繋げて流し込めた
全部流し込んでいくと、3束で10個できた
この10個のうち半分を加熱、もう半分は冷凍する
加熱はゆっくりと60分程蒸気で蒸す
冷凍もゆっくりと60分程温度調節機能付きの保管庫に入れておく
因みに保管庫は秒単位から温度を上げたり下げたりできるという優れもの
俺は少しずつ温度を下げる設定にした
「とりあえず、新たな道具はこれでいいとして…ヒーラー草に変えて基本の工程をしようか…」
結果、作成されたのはこれだ
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名 HPポーション(上)
回復:1000
品質:D+
作 蓮
ヒーラー草をすり潰し得た液体を
1:9の割合にて水で薄めたもの
なかなか流通しないため、かなり
希少である
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名 上級回復玉
回復:1800(2200)
品質:B
作 蓮
薬草の濃縮液にヒーラー草を丸め
て漬けたもの
濃縮液が少ない事とキチンとした
レシピが失われているため、なか
なか作る事ができない
高品質により回復量+400
クールタイム40秒
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当然のごとく両方に方法書を使い、レシピに保存する
「しっかしまあ…うまいことできたなこれ…まあ、器用値とか関係するならあり得んこともないか…初期値が生産者レベルだし…LUCもそこそこだし…」
うんうんと意味もなく独り言を呟く
αテストのぼっちプレイのせいで独り言多くなってしまい、リアルでも困っているのだ
「時間は……うん、あと半時間あるな。次は毒薬でも作ろうか…ふっふっふっ…」
ニタァと嗤いながらどう作るか手順を組み立てる
とりあえず2通り試すことにする
まずはポイズン草を3束重ね、もう一つは5束重ねる
3束の方はすり潰し、さらにすり潰すためにミキサーにかける
5束の方は丸めて《圧縮》を使ってみる
試すと思った通り、圧縮された
すり潰したのを圧縮、さらに別の新しい1束を用意してそれで包む
ドロっとなっているので手早く丸める
そこにまた1束で包み丸める
それに圧縮をかけて、500mlの水に沈めて火にかける
圧縮した5束の方は絞り器にいれて絞る
毒々しい紫の液体がどんどんと出てきたのでビーカーへと移す
そしてポーションと同じように1:9で水と混ぜてゆっくりと熱していく
その間に先程火にかけた方がまるでダシ汁の如く成分が抽出されて浸透している
そいつの火を止め、瓶へ移す
これでまずは一つ完成
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名 凝縮激毒薬
回復:−5000
異常:激毒(毎秒HP/MP−500)
品質:S
作 蓮
ポイズン草にある工夫をし、成分
を抽出することにより微毒の毒草
を強すぎる激毒へと昇華させてし
まった一品
モンスターに効くレベルなので人
に使うと恐ろしいことになるだろ
う…
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……よぉ〜し、見なかったことにしよう
つーかS品質とかやべぇな
と思いながらもちゃっかりとレシピに登録する
ゆっくりと熱していたのが沸騰し始めたので火を止め、ポコポコとなっている間に手早く瓶へ移す
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名 猛毒ポーション
回復:−500(−600)
異常:猛毒(5秒毎にHP−50)
品質:C
作 蓮
ポイズン草にある工夫をし、ポー
ションと同じ過程で作成されたも
の
1:8.5の割合だったため、品質が上
がっている
下級モンスターに効くレベル
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……これでも十分だよな
勿論レシピに登録する
あと何分kan『ピーピーピー』鳴ったな…
60分蒸らしたものと冷やしたものを取り出す
蒸らしたやつを型から外すと、たこ焼きみたいになっていた
違う点といえば、スライムみたいにぽよんぽよんしていたことだ
効果はこうなった
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名 ヒーラー草の玉型蒸し
回復:100
満腹:500(200)
品質:G
作 蓮
ヒーラー草の液体を型にいれて蒸
したもの
ヒーラー草で調合したものにして
は回復量が低いが、お腹が膨れる
くらい十分な栄養分が取れる
ゆっくりと蒸しすぎたため品質が
落ちている
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…どうやら失敗したようだ
しかし、ゆっくりと蒸しすぎたということは短縮すれば何とかなるはず…
もう一つの冷凍したのを取り出す
こちらはカチカチに固まっている
効果は…
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名 ヒーラー草の玉型冷凍
回復:???
満腹:???
品質:G
作 蓮
ヒーラー草の液体を型にいれて冷
凍したもの
何故冷凍させたのか作成者の頭を
疑うほどのもの
しかし理論としては氷の中には成
分が分離しているものがあると思
われる
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冷凍じゃダメなのか……
とりあえず…レシピに登録しておこう…
散々上げて落とされた気分だ……orz
まあいい…とりあえず量産しておこうか
結果…濃縮激毒薬×75、猛毒ポーション×74、中級回復玉×65、HPポーション(上)×16、上級回復玉×16、ヒーラー草の玉型蒸し×1、ヒーラー草の玉型冷凍×1となった
ヒール草1束余った
裏情報として、最高位職保持者は各サーバー3人ずつの15人です