最終章 トラウマ
次の部屋に行くと、広い場所に出た。
先に行こうとした時後ろのドアが開いて火の玉が3つこっちに向かって飛んできた
私は走って逃げた。
途中トゲの床や別の炎に行く手を阻まれながら
気づけば炎は岩になっていた。
私は海賊のように見えた骸骨などを避けながら出口へ進んだ
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長く暗い廊下の果てまで来て、ドアを開けた
その先にな紫の服を着た紫の髪の少女がいた
「いらっしゃい」
少女は私に向かって怪しげに笑った
「貴方がここの主?」
「ええ、そうよ。
私は『ティティー』。この館に住んでいる
・・・
海賊に殺された女よ・・・」
彼女の最後の言葉は聞き取れなかったけどどことなく悲しそうな声だった
「え?」
私が聞き返すと彼女は首を振った
「なんでもないわ。
私の話はどうでもいいわ。
さぁ、貴方も私の家族にしてあげるわ」
彼女が近づいてきた瞬間、殺されると思った
「嫌だ!
死にたくない!」
私は近くの窓を開け、そこから飛び降りた。
「ちょ、ここ2階だよ!」
そんな声を背に
地面に着地した時
「いたっ!」
足を怪我したらしい
「・・じょう・・
・・してな・・」
何やら声が聞こえる
きっと気のせいだろう。
そう思い私は痛む足を引きずりながら家に帰っていった。
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「ねぇ、アリエちゃん!
最近ぼーっとしてるけど大丈夫?」
桃色の髪の友人、『ココル』ちゃんがそう聞いてきた。
私は
「うん」
としか返せなかった
白い髪の友人、『キキ』ちゃんは
「アリエ・・・あの館の事・・・トラウマになってるの?・・・」
と聞いてきた。
あの館から逃げた私を最初にみつけてくれたのがキキちゃんだった。
そしてキキちゃんの言う通り
私は
毎晩
あの館のトラウマに
悩まされた
END
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