第五章 いしの問題
部屋を進むと店があった。
そこの店員は怠惰のスケルトンだった。
「よう、久しぶりだな。店舗をここに移したんだ。」
私は急いで先に行こうとした。
「待て」
怠惰のスケルトンが私を呼び止めた
「この先に行く前に俺と話そうぜ。ずっと緊張してちゃ思わぬ所で足をすくわれるぜ。」
「確かにそうね」
私は彼の言う通りに少し休憩した
「なぁお前さん、誕生日っていつだ?」
怠惰のスケルトンがも他愛も無い話をしてきた
「3月3日だけどそれが何か?」
「そうか、あぁ・・・
それなら、これとかどうだ」
彼は血のように赤い石を店から出した
「それは?」
「『ブラッドストーン』。ま、見ての通り赤い石だ。
それ、3月の誕生石だ。不思議だなまさかのお前さんの誕生日とぴったしだ。
何かの縁だろ、お守りとしてどうだ?
お前さんの持ってるその金の石と交換でさ」
「・・・
ま、まぁいいけど」
私は彼の『ブラッドストーン』と私の『金の石』を交換した。
「へへ、毎度あり。
ま、後は好きなだけ休憩していきな。誰か来たらこの店にでも隠れればいいしな。」
「もう行くわ
ありがとう」
「おう、気をつけていけよ。あと何回死ぬか分からないからな。」
私は次の部屋に入った。そこには看板が置いてあった。
『何かしらこれ』
それを見ようとした時
「やぁやぁこんにちはこれから楽しいクイズをしませんか?」
看板が喋りだした
「クイズは簡単です。
『トルコ石からアイオライトを引くと何になる?』」
「え?」
なんだろう。分からない・・・
私は『お守り』を握りしめていた
すると看板は
「せいかーい」
「え?」
「答えを口で言わないで手に持つなんて斬新だねぇ。
それじゃあ次のお部屋まで行ってらっしゃい」