表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

勇者♂と魔王♀の悲恋。数千年後、再びめぐり合う

タイトル 検討中

厳正なる大広間。

人は一人もおらず、荘厳で厳粛な空気だけが辺りを取り巻いていた。

そんな静まり帰った広間の中、その上座にある王の椅子に、一人の人間が座っていた。

黒いローブを身にまとい、ひじ掛けに手を置き頬杖を付いている。

息を殺し見つめる先はたった一つしかない巨大な扉。この大広間の唯一の。

胸が高鳴っていた。高揚している。口元が弓なりにつりあがる。

しかし仮面に覆われたそれを見れる者は誰一人としていなかった。

――――ああ、とうとうだ。

椅子に座るそれは、くすっと艶やかに笑った。


ほどなくして微かな足音を耳が捉えた。

複数の足音。どかどかと急いているようだ。

騒がしいその音さえも愛しいとしか感じない。


「待ってた…」


さぁ。終焉の始まりだ。


扉がドゴッと爆音を立て崩れ落ちる。

椅子に座るそれはくすくすと笑いながら「おやおや」と言った。

扉を壊した男は眉根を寄せ舌打ちをした。


「扉はノックして開けるものだよ、デルトニア」

「その名を呼ぶな、憎き魔王」

「その名前を呼ばないでくれ。私にはサーディアという名前があるんだ」

「黙れ!」


デルトニアの怒声が広間に反響する。

その怒りに触発されたデルトニアの仲間たちは、殺気を膨れ上げさせた。

視界にとらえた一人の女。デルトニアの後ろに控える僧侶の恰好をした可愛らしい少女。

こちらを睨みつけ愛する者を守ろうとするその姿勢は、少女と言うよりも一人の女に見えた。

――――愛されているね。デルトニア。憎い男だ。


「…さぁ。決別の宴を始めようじゃないか」


決別さ。永遠の離別。さようならさようなら。


「勇者デルトニア、参る!」

「魔王サーディア。…受けて立つ」


昔々あるところに魔王が居ました。

皆に恐れられ、魔物からは崇拝される魔王様です。

魔王にはライバルが居ました。世界を守る勇者です。


マントをバサリと払いのけ、椅子から立ち上がる。

それを合図にデルトニアは剣を抜き、矛先をサーディアに向けた。

月光が剣に反射して光る。サーディアは仮面の奥の瞳を細めた。

十段ほど高い王座から降りようと階段を一段踏みしめた。

デルトニアは走り出す。

「ああぁぁああ!!」気圧されそうなほどの覇気。

初めて出会ったときから随分とレベルが上がったようだ。頑張ったね。

駆けるデルトニアの後方、黒魔術師と僧侶は只立っていた。

おそらくデルトニアに言われたのだ。極限まで手を出すな、と。

勇者と魔王の一騎打ち。素晴らしい。邪魔者は居ないのだ。二人だけ。たった二人だけの世界。


飛び上がる勇者が手に持つ聖なる剣。

名前は何だったか。覚えていない。しかし魔を滅することが出来るのは聖剣だけなのだ。

剣が放つ神聖なオーラは、近づけば近づくほどサーディアの身を焦がし肌を溶かした。

デルトニアの瞳に憎しみが宿っているのをサーディアは見た。

深緑の瞳が暗く更に深い色に染まっている。


「ディル…」


サーディアは小さく誰にも聞こえない声音で呟いた。

降り上げられた剣が振り下ろされる。

ガキン!それはサーディアに当たること無く大理石の床に突き刺さった。


「ちっ!」


ひらりと避けられたデルトニアは憎々しげに舌打ちをする。

サーディアは反撃すること無くデルトニアを見つめた。


「どうした魔王、なぜ攻撃しない!怖気づいたか!?」


降り上げ振り下ろし、突いては引いてゆく、素早い剣先ながらもサーディアは一度も体に傷を付けさせないまま避けていた。

体に纏わりつくローブが邪魔だな、と心の中で囁く。


「殺せ、殺す気で掛かってこい!…俺の村を消したようにっ」


村?…ああ知っているよ。

あの長閑で緑に囲まれた美しい村。デルトニアが生まれ育った優しい村。

それが魔族によって消されたのはいまから四年前の話だ。

魔軍の軍隊長が誇らしげに語っていた。

「魔王様、村を壊滅させてやりました!」褒めてくれと言わんばかりのその声音。

何も聞いていない、何も許していない。何よりもそれがデルトニアの生まれた村だと?


「…魔王様?」

「我に許可なく魔軍を進出させたのか?」

「は…、は!しかし勇者には良い威圧になったと――――」

「…なんて、ことを」


膨れ上がる魔力。抑えきれない激情。体の中に駆け巡る怒り。


「まおう、さま」

「お前にはもう、会いたくないよ…」


血を一滴も流さず、跪いていた一千もの魔軍は黒い霧となり消える。

それは魔物独特の死に方だ。キラキラと輝きながら夜空に消えゆく光景は美しかった。


「な、何をなさったのですか、魔王様!」

「何もしていない」

「今兵力を失う事がどれほどの痛手か!」

「規約違反だ。王の許可なく軍を使った。体罰を与えるのは当たり前だろう?」

「しかしっ」

「黙れ。今我は誰とも話したくない」

「――――は」


知っていた。勇者に攻撃を許さない自分が、魔城で何と言われているか。

その中に例え不敬罪に当たるような言葉が入っていても構わなかった。

だから今は、悲しむ彼の元へ直ぐに飛んでいきたい。そう心が叫んでいた。


「ディル!」

「ティア…」


宿の窓辺に座り月を眺めていた愛しい人。頬には涙の後が残っていた。

貴方は私に言った。生まれた村の美しさを。いつか見せたいとも言ってくれた。笑顔で、優しくキスしながら。

泣いてたなんて思われたくなかったのか、気丈にふるまうその姿が、悲しくて切なくて愛しかった。

扉を開け部屋に入って来たサーディアに驚く仕草も見せず、デルトニアは静かに抱きしめた。


「君はいつも、会いたい時に現れる」

「風の噂で聞いたの。貴方の村が…」

「この世界では珍しい事じゃない。でも、今はムカついて仕方がないよ…」


胸に顔を埋めるデルトニア。背中に回された腕に力がこもり少し痛い。

しかし何も言わずにサーディアは回す腕に少し力を入れた。


「絶対、倒す。必ずあの魔王を」

「出来るわ。ディルなら。――――魔王を倒せる」


…だって、その魔王は私だもの…。

涙を流すサーディアの思いを知る者は誰もいない。


魔王は勇者に会うため、村娘の恰好をしました。

そんな美しい村娘に勇者は恋をしてしまいました。

優しく太陽のように暖かな勇者に、魔王もいつの日か好きになってしまいます。

自分が女であることを憎んでさえいた魔王は、愛される喜びを知り、初めて女で良かったと涙しました。

しかし二人は魔王と勇者です。その恋が叶うはずなど無いのです。

魔王は勇者が勇者だと知っていましたが、勇者は村娘が魔王とは知りません。

「いつか必ず魔王を倒す」

村娘に勇者は語ります。

「はい、あなたなら大丈夫です」

魔王である村娘は笑って頷きます。

胸がとても苦しく息も出来ないほど痛みました。離別がすぐそこまで迫っていたからです。


目の前の大好きな人。愛する人。勇者のデルトニア。

最初はどんな人間か見に行っただけなのに、運命とは残酷で…、出会い、恋に落ち、そして愛してしまった。

大好きな人に憎まれ剣先を向けられる恐れ、悲しみ、絶望。

しかし彼を救う事が出来ると言う喜び、感動、歓喜。

剣先が向かう。サーディアの心臓に。サーディアは抗うこと無くそれを受け入れた。


「…なっ…!?」


柄を握ったまま、デルトニアは驚きの声を上げた。

突き刺さった剣先を中心に、じんわりと黒いローブが更に深みを増していく。

血臭が鼻に届いた。刃に添えた手は赤黒く染まっている。

結構な血が流れているらしいと、冷静にサーディアは思った。


「これでやっと…」

「もしや呪術を!?」

「やっと、魔王を殺せたね…」

「――――何を言っている?」


サーディアは剣を引き抜いた。持てるすべての力だった。

聖剣はサーディアの魔力を食いつくし、残る力は微かなものだ。

それを使い剣を引き抜くと、遠くへ投げる。刃が血にまみれていようと気にしなかった。

痛みは無い。あるのは気だるさと朦朧とし消えかかる意識だけだ。

足は縺れ、ふら付く体を支えきれず、サーディアはデルトニアにドサッと体を預けるように倒れ込む。

不安定な足もとに力を入れ、崩れ落ちないようにとデルトニアの背中に腕をまわした。

背後で何やら声がする。

危ないやら、勇者様に近づくなやら…。

デルトニアも抵抗をするが、サーディアの消え入るような声を聞き、動きを止めた。


「もう魔王は生まれないと、皆に伝えて」


次代の魔王を生むと言われる魔樹は焼き払った。

力を付けるであろうと懸念した魔族も、全てこの手で殺した。

それは全て、貴方のため…。


「ごめんね、ディル。私が生まれたばかりに…」

「…止めてくれ。そんな…」


デルトニアはやっと気付いた。

その声。その背丈。背に回されたその細い腕。

ああ、これは全て、愛しい彼女と同じもの!


「止めてくれ、ティア!」


後頭部に回された仮面の緒が切れる。

カツンと堅い音を立て、それは地面に転がった。

外気に触れた頬が冷たい。…涙で随分と濡れてしまっていたようだ…。

流れ落ちる血液が床に触れる前に黒い霧となり散々していく。

しかし何故か涙はパタパタと地面に落ち跡を付けた。


「私は取り返しのつかない事を、してしまった」


全てが不本意で、全てが指示したものではないにしろ、魔物を統括していたのはサーディアに変わりない。

言い訳はしない。それが魔族としてのプライドだった。


「ごめんなさい。本当に。謝って済む問題じゃないと、分かってる…」

「ティア」


デルトニアは知っていた。

魔族に滅ぼされた町村を思い涙し、殺された人を見ては嘆いていた一人の女性を。

そしてもう一つ知っていた。消された町村や人が埋められた場所に花が咲くことを。

それは淡いピンク色の可愛らしい花。花言葉は“いつまでも忘れない”。

風に吹かれ届く芳香を、二人でいつまでも長い時間感じていた。

知っていた。彼女は全力で悲しんでいた。知っていた。魔軍にはいつも魔王が居ない事も。


「私は願う。貴方に幸せが訪れることを…」

「やめろ、黙るんだティア」


サーディアの足もとが消えていく。キラキラと輝く霧は、広間に広がり消えていった。

それはどこか幻想的な光景だ。

デルトニアは抱きしめる。震える手で掻き抱いた。

柔らかな彼女の体。幾度も愛した大切な女性。今は血の香りしか…、しない。


「最期に…」


体が消えていく。太もも、腰、胸。


「最期に私の名前を呼んで…?」


お願い、とデルトニアの胸に顔を埋めたまま、サーディアは悲願した。


「ティア。サーディア!」

「ああ…」


サーディアは微笑んだ。それは晴れやかな笑みだった。

消えかかる手で頬を包み、幾度も触れた唇に己のそれを近づける。

最期の口付けは、まるで子供のように触れあうだけのキスだった。


「ありがとう」


魔王は世界から消えました。勇者の一撃に倒れたのです。

世界に平和が訪れました。世界中の人が笑顔の中、勇者は独り悲観に明け暮れました。

愛する人を葬ってしまった勇者が、その後どうなったのかは、誰も知りません。


「お前を見てると、どうしようもない気持ちになるんだ。何でだと思う?」


騒がしい教室の中、一人静かに読書をしていた涙花に、不良で有名な小野雅也が問いかけた。

身長180センチ強。鋭い目つき。ハーフらしい天然もののハニーブラウンの髪と深緑の瞳。

そんな彼と話す田端涙花は典型的な日本人で、身長は160センチの黒髪黒目。

うねる髪を三つ編みにして胸下まで下ろしていた。

そんな静かな、悪く言ってしまえば地味な涙花に、派手で喧嘩好きで有名な雅也が話しかけるその光景は、クラスメイトの視線を一向に集めた。

涙花は困ったように眉根を寄せ、雅也の問いに答える。


「えーっと。それは苛めたいとか…。そういう気持ちじゃないでしょうか?」


話を聞いていたクラスメイトは、きっとそうだと心の中で一同頷いた。


「確かに。お前の泣き顔が見たいと思う」

「な…っ」

「あと、お前にキスしたいとも思う」


今度こそ涙花は言葉が出なかった。

机を挟んだ正面に立つ、巨大なクラスメイト。座る涙花を見下ろす威圧的な視線。

しかしそれはどこか憂いを含んでいた。

カァッと涙花の頬が赤く染まる。


「何でこんなに苦しいんだろう?何で悲しいんだろう…」

「あの、小野君?」

「もっと俺の名前を呼んで。涙花…」


――――デジャヴ。


「小野く…」

「下の名前」


苗字を呼ぼうとした涙花を遮る。

小野君の名前は何だったか、と涙花は首を傾げた。

そして直ぐに下の名前を思いだせたものの、何故だか名前を呼ぶ事は躊躇われた。

心の奥底、魂に近い場所で、パチパチと何かが弾けるのを涙花は感じていた。


「雅也…、くん」

「ああ…っ」


ほろほろと涙を流す雅也を静かに見つめる。

――――泣かないで。貴方に涙は似合わない。けれど貴方が泣くのは決まって私の前でだけ。

突然湧いた切ない思いに、涙花は顔を歪ませた。

雅也は涙花の腕を引き己の腕の中に閉じ込める。

ガタガタっと机が揺れた。クラスメイトも事の成り行きを見守った。

「るいか…」涙声を聞いた途端、やるせない思いが体の中を駆け巡る。息を飲んだ。


勇者が愛する魔王は、勇者の名前を呼びませんでした。

消える瞬間、涙を流し感謝の言葉だけを呟いて消えたのです。

勇者は悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。

そして魔王を探す旅に出たのです。

愛する魔王と再びめぐり合うため、長い長い旅に出たのです。


「お前を探していたんだ。涙花」

「何を言っているの?」

「やっと見つけた」


パチパチ、パチパチ。弾ける、弾ける。思いが弾ける。

クラクラとするほどの暖かな腕の中、涙花は涙を流した。

雅也は涙花の耳元に唇を寄せる。そして静かに囁いた。


「愛してるよ、サーディア」

「サー…ディア?」


バチッバチッ!思いが弾け飛んでいく。

手が勝手に動いた。雅也の背中に回される。

恥ずかしいのに。皆が見ているのに、…止められなかった。


「私のためにこんな所まで…。馬鹿な人」


誰かが涙花に取り憑いたように、口から自然と言葉が出ていた。

しかしそれは涙花の思いでもあるのだ。不思議な感覚だった。


「長かった。けど一度も君に会えなかった」

「どうしても人間になりたくて…。難しかったの」

「俺は気が狂いそうだった。もう…、狂ってるかも知れない」


クラスメイトたちは見惚れていた。只でさえ美しいと評判の男が涙を流している。

地味で評判のクラスメイトは眩暈がするほどの色気を放ち、涙を流す男と抱き合っている。

今にでもくっ付くのではないかと思うほどの距離で、何かを囁き合っていた。

何があったと言うのだ、この二人に。時刻はあと一分で授業開始の鐘が鳴る。


「どんな貴方も、愛しているわ。デルトニア」


艶やかな笑顔で涙花は笑う。

今にでも溶けあい混ざり合うのではないかと思ってしまうほどの、力強い抱擁を感じながら二人は見つめ合う。

涙を流しながら笑いあう二人の唇は近づいていく。

そこでガラリと扉が開いた。都合良くチャイムが鳴る。


「おーっし、授業始め…。なんだぁ?何で小野が居るんだ?」


担任は首を傾げた。今まで優しく微笑み涙花を抱きしめてた雅也は壮大に舌打ちをし、歩き出す。

涙花の肩に腕を回しながら。


「おい、お前ら何処行くんだ!?」

「せ、先生!田端さん具合が悪いって言ってました!」

「小野君保健室に連れてったみたいですっ」

「でもあいつ他クラス…」

「あー、数学楽しみだなぁ~っ」


明らかに二人を庇おうとするクラスメイトにしびれを気らした担任は、ため息をつき教台の前に立った。

何を聞くことも無く教科書を開く。

どこか穏やかな、幾多ものクラスメイトが口元に笑みを作っているのを横目で見ながら、授業を開始した。

教室を出て行った二人がどうなったのか、知ることになるのは今から数時間後――――。


長い長い旅を経て、二人は再びめぐり合いました。

何かを傷つけながら追い求め続けた勇者は、やっと魔王を見つけたのです。

姿形は違っても、魔王の魂と優しさは変わりませんでした。

二人は誓いあいました。もう離れないと。

その世界は二人を別つものなど何もないのです。

二人は手を取り合い、青い空の下に消えて行きました。

おわり







サーディア

女の魔王。ティアと名乗り勇者と接触するものの恋に落ちる。

色気ムンムン。


デルトニア

勇者。ハニーブロンドの髪と深緑の瞳。

愛する者の魂を求め旅に出る。


田端涙花

女子高生。読書家の地味な少女。

サーディアの生まれ変わりで、自覚してからは色々と立派になっていく。


小野雅也

何かを追い求め、邪魔するものをことごとく排除していたら不良の仲間入りしていた人。

デルトニアの生まれ変わり。

涙花と五つほどクラスが離れている。外見は本文の通り。イケメン。


本文中に雅也君が壮大な舌打ちをしたと書いてありますが、誤字ではありません。

もう本当に凄い舌打ち「チィィイッ!!!」くらいの舌打ちだと思いください笑

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ