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トリップ   詳しい事は前書きをお読みください

召喚された地球人は、その時に手に持っていたものを己の能力として得られる。

あくまで“手に取っていたもの”であり“身に着けていたもの”ではない。


しかし車のハンドルを握っていた場合、手に持っていたものは車となる。

車が能力だと、早く走れたり何人ものを一気に運んだりできる。

その際は弱点も多く生まれる。

車の車種なども関係が出てくる。軽トラや大型トラックの違い等。


少し特殊かもしれないうえ長いですが、ストーリーのニュアンスだけ感じ取っていただけたら幸いです。


タイトル 未定

世界は広いのに、すぐそこに世界は広がっているのに、分かっているのに――――いさなは動けなかった。

いさなにとっての世界は“ここ”だけだった。

この小さく閉ざされた、狭く儚い世界だけが…。

ガラス越しの正面に一人の男が立った。ニヤニヤと笑うその姿は厭らしい。

その男はいさなの買い主であり飼い主だった。


「美しい。お前は本当に美しいね」


ガラス越しで買い主が何かを言っていた。

しかしそれはいさなの耳に届くことなく消散していく。

小さな子供のように首を傾げたいさなを見て、何故だか嬉しそうに笑う。

買い主はいさなの頬を撫でるような仕草でガラスをなぞる。

その手に重ねるように手を這わすと、買い主は再び嬉しそうに満面の笑みで頷くのだ。

これをやるとご飯が少しだけ豪華になる。どうやら買い主のツボらしい。

こうやって純情なふりをするのだ。そうすれば買い主は優しくしてくれる。


「美しい。ああ、本当に…」


何?なんて言っているの?聞こえない…。

こぽこぽ。空気の泡がいさなの鰭をかすめていった。

こぽこぽ。ここは静かな水槽の中。

こぽこぽ。私は哀れな小さな金魚。


***


星の瞬く夜空に、大きな花火が打ち上がっていた。

色取り取りの花が咲くたびに観客は恍惚としたため息をこぼした。

いさなもその中の一人だ。


少しだけ気合を入れて着付けた浴衣と、屋台のおじちゃんがおまけでくれた一匹の金魚。

そして横には現在片思い中の学校の先輩。

いさなの兄と仲が良いその先輩とは、いさな自身が友人で、そんじょそこらの女の子よりは仲良しだと自負できる。

先輩も実の妹のようにいさなに接してくれている。

そして今回のデートはさり気なく誘い――――心臓が爆発しそうだった――――OKを頂いたのだ。

この時ばかりは先輩の親友として存在する鼻もちならない兄に感謝した。

夜空を見上げているふりをして、先輩の横顔をちらりと盗み見る。

かっこいい…、ああ、いさなは幸せですっ。心の中で叫んだ。

花火を見ていた先輩は、パッといさなの方に顔を向けた。

驚きから、ついビクっと体を揺らしてしまったいさなを見て、先輩は微笑んだ。


「花火久しぶりに見たよ」

「わ、私もです」

「こんなに迫力あったっけ。凄いなぁ」

「本当ですよね。垂れてくる花火、あれはドキドキします」

「こっち来るー!って?」


あははと先輩は笑う。はう、かわゆす。

ドキドキしているのは貴方が居るからです…。なんて!


「ねぇ、いさなちゃん」

「は、はい!」

「俺…」


真剣な瞳、少し戸惑ったような表情でで先輩は私の顔を見つめた。キリッと整えられた眉、筋の通った鼻。

打ち上げられた時のドンっという低い音がこだました。淡い光が先輩の顔を照らす。

真剣な瞳がいさなの心を貫いた。瞼に焼き付けたくて瞳を閉じる。そしてゆっくりと開いた。


「――――!?」


目前には優しい顔をして笑う先輩…。

ではなく。


「これはこれは、珍しい。女か――――」


マントを被る怪しげな男。男はいさなの腕を乱暴に掴みあげ、そう言った。

ガラリと変わった風景。

薄暗い室内は何だかカビ臭い。一歩よろめき踏みしめた地面は堅く冷たいごつごつとした岩肌だ。

花火会場は砂利道だった。少し行ったところには芝生があり…。

広大な広場はいつの間にか狭い部屋に変わっていた。

何?何なの?思考が追いつかない…。

まるで獰猛な獣のように男は唸り、握る手に力を更に込めた。


「痛い!離して!」

「ここへ来る前、お前は何を持っていた?」


寒さと恐怖から体がガタガタと震えた。

分からない、といさなは頭を振る。

いさなの返事に男は納得がいかないらしく、再び問う。

「言わないとこの手が使えなくなるぞ」

言う事は卑劣なのに声音は幾分か楽しそうに聞こえた。

ミシミシと音を立てる手首。痛い、折れて、しまう!


「金魚!」

「何…?」

「金魚を…、ぐす。お祭りで貰った金魚を…」


男はどんな言葉を期待したのだろうか。

アタッシュケースに入った一億円?それとも宝の地図?

価値のある者なんか一般人のいさなが持つわけ無い。

手に持っていたものは金魚だけ。

巾着袋は籠バックに似たデザインで、先輩が持ってくれていたから。

男は舌打ちをする。

苦しかった。息が上手く出来なかった。ヒッヒッと喉もとで呼吸が詰まった。

ボロボロと涙を流すいさなを横目で見やると、男は「水を!」と叫んだ。

いさなは未だに震える体を腕で抱えながら、どこか遠い意識の中(私のためにお水を…?)と浅はかなことを考えた。

どこかでほんの少し、期待していた。

勿論そんな事があるはずはない。

鉄格子の扉付近に立っていた一人の手下らしき男が、数分もしない内に木で出来たバケツ一杯に水を汲んでやって来た。

男は手下から乱暴にそれを奪うと、呆然と見ていたいさなにバシャっ!と思い切り投げかけた。


「きゃ…っ!」


綿の浴衣は容易に水を吸い上げていく。

ぐすぐすと鼻をすするいさなに男は声高らかに言った。


「素晴らしい…!」


先ほどとは全く違う声音と調子で笑った。それは寒気がする笑いだ。

後ずさろうとするいさなは微かな異変に気付いた。

何かがおかしかった。あるはずなのに無い、しっくりしないようなそんな感覚。視線を向けた。


「――――ひぃ!!」


浴衣から覗くオレンジ色の尻尾。

うろこが微かな光を反射しキラキラと輝いていた。

どこかで見た色と形。そう、それはついさっき。

オレンジ色のひらひらした尻尾…、金魚だ。


いさなは愕然とし、一瞬にして意識を手放した。


***


「いさなちゃん、俺…」


どこか甘い空気にいさなは期待した。

「はい、何ですか?」少しだけ声が上ずってしまった。

ドキドキと心臓が激しく脈打っている。頬が熱かった。


「――――」


先輩の声が耳に届かない。音声が消えてしまった映像のように、口が動くだけだった。

何ですか?聞こえません先輩、先輩、先輩…。

何故だか胸が悲しかった。


「起きろ」


幸せな夢ではなかったが、現実を垣間見たいさなは、どれ程夢の方が素晴らしかったことか…、と思った。

足を動かした。ちゃんと二本の…、生まれてから共に歩んできた足がちゃんとあった。

金魚になった夢を見たのだ―――と安著のため息をついた。

冷たい地面に転がされて起き上ろうと手を動かすが、ジャラッと重い音をたてもう一方の手が引っ張られた。

見ると両手が手錠のようなもので繋がれている。

どういう事だと叫ぼうとしたが、口に猿ぐつわがはめられ叫ぶ事は叶わなかった。

浴衣はいつの間にか上等な黒のワンピースに変わっていた。

服を見つめるいさなに気づいた男は口角を釣り上げた。


「お前が初めてだ観賞用は」

「…?」


くつくつと笑い肩を揺らす。いさなは首を傾げた。

男は手に握る鎖を勢いよく引っ張った。

「んぐっ」首輪が締まった。


「行こうか。皆がお待ちかねだ――――」


そう言った男の声が、いさなの脳裏に焼き付いてはなれなくなった。


***


「さぁ今回の目玉商品の登場でございます!」


会場は一気に歓声が上がった。

乱暴に引かれる鎖に反抗をしたいが、手かせと猿ぐつわで上手く動けない上に喋れない。

くぐもった声しか出せないいさなを見て、首輪に繋がれた鎖を引く男は見下すように笑った。

連れて行かれた先は巨大な舞台。

その中央にはマイクを持った太った中年男がおり、その横には巨大な水槽が置かれていた。

水槽の横には階段が設置されている。嫌な予感がいさなの心を横切った。

その正面には数えきれないほどの人、人。

異様なのは皆顔を隠すように仮面を付けていることだ。

愉快そうに笑う観衆。怖い、おかしい。何なのよこれは!

鎖を手渡された太った男はいさなに囁いた。


「見せてあげなさい。その美しい尾を」

「ん、んー!!」


乱暴に階段を上らされ、足もとに広がる水面に、いさなは立ち竦んだ。

男は再びマイクで声高々に叫ぶ。


「ご覧ください。初の観賞用奴隷でございます!」


ドンっ。

予告もなしに背中を押される。

水は水槽から溢れ、舞台を濡らした。


***


会場は揺れていた。

女奴隷事態が珍しい事もあったが、それ以上に“初”の“観賞用”という言葉に皆期待した。

皆は言う。

「観賞用とはどういうことかしら?」「只の見目が良いだけじゃないか?」「今日は“これ”だけなのに、随分と人が多いな…」

皆各々仮面を身につけ話し合うその光景は奇妙だが、それを不思議に思う人間などこの場に居なかった。

ここではそれが普通だからだ。

顔をさらしてしまえば、会場を出た瞬間、または仕事先で何があるか分からない。

プライバシーや個人情報は一切持ち込まない。それがここでの暗黙のルールだった。

舞台にあらかじめ置かれている巨大な水槽。観客は一同に首を傾げた。

「何故あんな物」誰かが吐き捨てるように言った。

ざわめき立つ会場に、顔にマスクをした男が現れ、誇らしげに叫ぶ。


「さぁ今回の目玉商品の登場でございます!」


舞台袖から現れた一人の少女。

こげ茶色のフワフワとした綺麗な髪と、柔らかなクリーム色の肌。

黒いワンピースを着ているだけでは普通の女の子供だが、観客からしたら彼女は奴隷の一人にすぎなかった。

姿だけを見て購入を決めた輩もいなくはなかった。

司会は少女の鎖を引く。いやいやと首を振るその仕草も幼い子供のようで、サディストな観客は加虐心を煽られた。

引きずられるように少女は引かれ、水槽横の階段に登らされる。


「ご覧ください。初の観賞用奴隷でございます!」


司会は容赦なく少女を付き落とす。

小さな水柱は水槽から水を溢れださせ、舞台を濡らした。

少女の滑稽さに誰かが「くすくす…」と笑った。

しかし会場は一瞬にして静まり返る。

皆呆けたように、見惚れているのか一心に少女を見つめた。


ライトを反射して美しく輝くオレンジ色の尾びれ。

ひらひらと揺れるそれは、職人が丹精込めて作り込んだレースのようだった。

濡れた髪は真っ直ぐになり、水の中で踊っている。

少女は己の尾に驚いたのか、手かせで自由の利かない手で顔を覆った。

くるりと少女は水の中で一回転をした。


「価格は七千万デラから!」


その声を皮切りに、会場が一気に激震した。

「八千万!」「九千!」「こっちは一億デラだ!」

久しぶりの一億越えに、司会の男は仮面の奥でほくそ笑んだ。

金額はまだまだ跳ね上がる。

「一億二千!」「四千出す!」


「二億五千万」


一気に跳ね上がった金額に静まり返る観客。

声を発した太った男は、もう一度言った。


「二億五千万デラだ」

「二億五千、他に居ませんか?二億五千です」


どこかで悔しそうな舌打ちが聞こえた。


「落札されました」


少女は未だに水底で蹲っていた。


***


夢を見ているのだ…。

いさなは毎日毎夜思っていた。

覚める事のない夢を見ているのだ。

覚める事は無いけれど、所詮夢。

ただの、夢なのだ――――。

こぽこぽと、水泡の音がいさなの耳に届いた。


だだっ広い部屋の中央に置かれた巨大な水槽。

目測3×4×4メートルと言ったところだろうか。

部屋の窓には鉄格子。

なぜ鉄格子?そもそも水槽の蓋は鉄製で…、逃げられるはず無いのに。

逃げる気力ももう無くなってしまった。

水槽の底は石が敷き詰められ、周りにはいくつもの水草が生えている。

空気ポンプらしきものはないけれど、水草から酸素が発せられているからか苦しさは無かった。

私は金魚。ただの金魚。月明かりに鱗が反射して輝いていた。

水底に蹲って目を瞑っていたいさなは気付かない。

コンコンと誰かが水槽を叩く音に。

ああ、夕御飯の時間だろうか。気だるげに視線を上げた。


「え――――?」


にやりと笑う見た事のない男。

男はいさなに合わせるようにしゃがんでいた。

パクパクと口が開く。


「な、何?聞こえないよ」

「――、――」

「…」


分からないといさなは首を振る。

おかしそうに男が笑った時だった。

ガシャーン!何か大きな音がして、そして頭上に光がさした。

いさなは頭上を見上げる。光を遮っていた鉄の蓋が…取り除かれている!

部屋の床を見ると、鉄の蓋が落ちていた。先ほどの大きな音は、床に落ちた時のものらしい。

蓋を見て、男を見て、再び蓋を見た。

男はいさなと目が合うたび、おかしそうに笑っては天井に向かって指を差した。

男の唇が動いた。


「いこう」


行こう。この目の前に広がる、広い世界へ。

いさなはゆっくりと頷くと、少しずつ少しずつ上昇した。

尾びれがひらひらと揺れ水を掻きわける。

登りながらちらりと見た男は満面の笑みで―――いさなを見つめていた。

月明かりに水面が反射して光っている。

水面から顔を出した瞬間、この世界に生まれ変わった気がしていさなは涙を流した。


「行こう、時間がないよ」


ハッとして横を見ると、水槽わきの階段に先ほどの男が立っていた。

その後ろを蓋を落とした男だろうか、もう一人のがたいの良い男が階段から降りて行った。

鉄だったのだ。いさなだって何度出ようと試みたことか。

それを一人で…。見た目通りとても力持ちなのだと一人結論付けた。

膝を付くようにしゃがむと、手を差し出す。男はにこりと微笑んだ。

バタンと扉が開き、何人かが流れ込む。屋敷の人間か?

そう思い凝視するがどうやら違うらしかった。


「ラハティ、早くずらかるぞ!」

「分かってる」


仲間らしき乱入者たちは水槽に駆け寄り、いさなに視線を向けた。

そして目を見開いた。


「すげぇ」


オレンジの尾びれを見た一人の女性は、瞳を輝かせ「綺麗!」と叫んだ。

誰かが感嘆のため息をつく。

ラハティは再び手を差し出した。


「さぁ」


心が穏やかになるその優しいその笑顔に、いさなは気づいたら頷いていた。

手がしっかりと繋がれる。

それを見たラハティは力強く握り返した。

いさなを水から引き上げ、柔らかな布に包むと抱きかかえる。


「良し、引くぞ!」

「いえーい!」


どこか楽しげな雰囲気に、いさなは笑った。

笑いながら涙を流すいさなを見て、ラハティは抱く腕に力を込めた。

オレンジ色の輝くうろこは、白く細い足に変わっていた。


「俺はラハティ。人魚のお嬢さん、お名前は?」


浅黒い肌、黒い髪と瞳を持つ青年は、まるで優しい夜空のようだった。

いつも水槽から眺めていた、あの夜空。


「いさな。いさなです」


確かめるように小さくラハティは「いさな…」と呟いた。


「俺らはいさなの味方だから」


その言葉に他の仲間が返事を返した。

逃げているというのに随分な余裕である。

いさなはラハティを見つめた。


「とりあえず此処から出よう。こんな所に居たら腐ってしまう」


屋敷の中はどこか騒がしい。

遠くで買い主の怒声が聞こえた気がした。

屋敷の窓から飛び出し庭先へ。少しだけ冷たい風が体を包んだ。


「いさな、さぁ世界へ行こう」


庭を横切り高い塀へ近づいた。

分厚いそれは越えられそうにも無かった。

しかし一人の男が「よし、任せろ!」と良い前へ進み出た。

そのがたいの良さはどこかで見た。彼は…、水槽の蓋を取り除いてくれた人ではなかろうか。

「だりゃぁ!」と野太い声を発し塀を殴りつける。


ドガァ!


「へ?」


細かい粉じんを上げながら、塀に穴が開く。

え?パンチ一発で壁に穴?

あまりの超人さにいさなは呆けた。

そんないさなを見てラハティは笑い声を上げた。


「特別なのはいさなだけじゃない」

「そうそう」


穴を開けた男が賛同の声を発した。


「この世界に来た地球人は、皆そうなんだ」

「地球…、人?」


ラハティは頷いた。


「俺らは皆、地球人さ」


塀の向こう側にさらに数名の人がいた。

穴を見た彼らは「やりすぎ」と笑ってから、「おかえり」と言いながら出迎え、各々の持ち馬を引き渡す。

皆は慣れたように跨った。


ラハティはいさなを一旦腕から下ろし馬に飛び乗った。

ラハティに良く似合う漆黒の黒馬だ。

体制を整えてからいさなの手を取り引き上げる。

魚になってから引き上げられる確率が高くなったいさなであった。


「詳しい事はアジトで」


馬は走り出した。

景色が後ろへ流れていく。はるか遠くに地平線が見えた。

初めて見た世界の広さ。

水槽だけじゃない、この世界はこんなにも広かったのだ…。

ふわふわと風に揺れる髪をラハティは撫でた。

流れる涙を隠すように、いさなはラハティの腕に顔を埋めた。


小さな金魚は大きな世界を夢見て水槽を飛び出した。

大きな川を下り、どこかにあるか分からない夢の湖を探して旅をする。

金魚はただただ前を見て、夢の湖をひたすら目指すのだ。


“女奴隷”の“人魚”が姿を消したという噂は、その夜を境に瞬く間に世界へ広がったのだった。

そして皆は捕えようと、破れぬ網を持って動き出す―――――。





召喚された地球人は奴隷として異世界人に買われる。

主に武器の能力が多く、戦場の捨て駒として使われることが多い。

武器の能力が何故多いのかは、召喚時の心情に関係があるが、それは追々。

そのためいさなの様に見かけが動物に変化するのは珍しい。

そんな世界に反旗を翻した地球人のグループがあった。


佐藤いさな

現代の日本の女子高校生。片思い中の先輩とお祭りに来ていた最中にトリップ。

手に金魚を持っている時に召喚されたため、足が濡れるとオレンジ色の尾びれに変わる。

こげ茶色のパーマが掛かってフワフワした髪を持ち、可愛らしい雰囲気。

弱点は塩水。


ラハティ

浅黒い肌と黒い髪と瞳を持つ青年。エキゾチックな中東アジアらしい顔立ち。

地球人で国籍と能力は今のところ不明。

反国府グループの一人。

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