ランキングの不正の件についてのお詫びと啓発 5月22日追記:今回の処分と皆様への感謝
まず初めに、なろう小説運営、全ユーザー、読者の皆様に多大なご迷惑をかけてしまった事を、深く、深くお詫びさせてください。
今回のランキングの不正について、運営からの知らせを確認後、即座に自ら関与した可能性がある旨を伝え、現在運営からの連絡を待っている最中です。
他にする事があるのかもしれませんが、やはり自分には書く事しか出来ませんでした。なので、謝罪と啓発の意味を込めて、削除されるかもしれませんが、このエッセイを記します。
まずは、下記の文章をご覧ください。
(以下、届いたメッセージ)
はじめまして、トヨマルと申します。
突然ですが、この小説を書籍化したくはありませんか?
したくないのであれば、このコメントは即削除してください。
したいと考えてらっしゃる場合は続きを読んでください。
ご存知かもしれませんが、「小説家になろう」からは、実に2千もの小説が書籍化されています。
「小説家になろう」のランキングで上位にランクインすると、出版社の目に留まり、書籍化に至ることが多々あるようです。
ですが、「小説家になろう」のランキングで上位にランクインするのは至難の業です。
殆どの場合、「小説家になろう」に投稿しても、ランキングに掲載されることすらありません。
いくら良い小説を投稿したとしても、その小説の存在をユーザーが認知していないため、このようなことになるのです。
私は「小説家になろう」に投稿された小説を宣伝して、ユーザーに認知させるサービスを行っております。
ポイントが1000点増えるまで宣伝し続けるサービスです。
ポイントが1000点増えれば、あなたの小説はランキングに掲載されます。ジャンルによっては上位にランクインすることも可能です。
私は1日に3000ポイントまで増やすことが可能ですので、日間総合ランキングで上位にランクインすることも可能です(実際に、あるお客様は日間総合ランキングで7位になりました)。
上位にランクインすれば、あなたの小説が出版社の目に留まる確率が高まります。
料金は2000円です。
たったの2000円で、あなたの人生が、運命が大きく変わる可能性があるのです。プロ作家になれる可能性があるのです。
私は「ココナラ」というサイトで店を開いています。
宣伝を希望される方は、下記URLにアクセスするか、GoogleやYAHOOなどで「ココナラ トヨマル」で検索してください。
(ここにURL)
多くの人はこれを怪しいと思うかもしれませんが、直接的な文言はなく、自分はこれをただ宣伝してくれるだけだと思い込んで代金を支払ってしまいました。
無論、偽アカウントによる評価ポイントの水増しと知っていれば、即座に断っていました。似たようなものにユーザー間の相互評価がありますが、あれも読者を騙しているようで申しわけないと思い、しないようにしていました。無論ネットなどで時々見かける、直接的な表現でポイントを増やすとうたっているものは、言うまでもなく論外です。
ですが、しばらくして、運営からの知らせを見て、私は愕然としました。
不正行為と見抜けず、このような結果を招いた事は、全ては自分が浅はかだったせいです。多大なるご迷惑をかけて、誠に、申しわけございませんでした。
なのでどうか皆様も、自分が言えた義理ではありませんが、自分と同じような失敗をしないため、このようなメッセージにはご注意ください。
晒し者になっても構わないので、これを拡散してもらいたいです。そして、たとえメッセージをくれた相手が親切に思えても、応答する前によく考えてください。自分の様な過ちを、繰り返さないためにも。
自分はどうしてもう少し賢く生きれないものなのか、本当に悔やみました。自分のせいで大切な作品が失われるかもしれなくなり、これほどまでに、手帳持ちである事を憎んだ事はありません。
虐めを受けた時も、大切な人が亡くなった時も、大学を中退した時も、説教をしてくれたハローワークの方が自分の病気を知ってあからさまに大人しくなった時も、不動産業者から入居拒否を食らった時も、その全ての感情を創作活動の肥やしにして、自分は小説を書き続けていました。人はそれを現実逃避というかもしれませんが、私にとってはそれが世界のすべてだったのです。
私は現実生活で手に入れた全ての感情を、怒りも、喜びも、悲しみも、希望も、絶望も、全ての感情を剥き出しにぶつけて創作活動にあたっていました。
とくに本作品、ゾンビのミヤタさんは、あの震災から十年以上にわたりアップデートしながら作り上げた、思い入れのある作品です。そんな我が子の様な作品を、無知な自分のせいで汚してしまい、本当に悔やむばかりです。
運営には、騒動後即座に自ら今回の件について伝えました。無論調査には全面的に協力します、どのような処罰も甘んじて受け入れます、ですから書く事と、作品だけは、どうか奪わないで欲しいと、勝手ながらそうお願いを申し上げました。
処分を待っている間、私は今でも作品を書き続けています。自分の作家人生は終わったかもしれません。作品が日の目を見る事はないかもしれません。それでも自分にとっては、書く事が全てなので、書き続けています。
最後に、もう一度だけ、謝罪させてください。
この度は、誠に、誠に申し訳ございませんでした。
高山路麒
5月22日追記:今回の処分と皆様への感謝
重い処罰を覚悟しつつ、心を保つために小説を書き続けていましたが、つい先ほど運営の方からご連絡がありました。
簡単に内容をまとめると、様々な事を考慮した結果、今回の件についてペナルティはないとのことでした。無論、今後類似のサービスを利用した場合は厳しい措置をとる、と至極当然の事は伝えられました。
自分の不始末に対し、寛大にも程がある対応に、本当に頭が上がりません。ただただ、感謝の言葉しかありません。
運営、並びに温かい声をかけていただいた皆様、そして自分の思いをくんで拡散していただいた長谷川凸蔵様と新大宮様に、深く、深く感謝申し上げます。
また、処分が決まりましたので、準備が出来次第、ゾンビのミヤタさん~花咲く明日への物語~の投稿を再開します。
今回の一件で、作家としての経歴に傷はついたかもしれませんが、別にそれでも構いません。自分にとっては、書きたいから書く、それ以上に創作活動をする理由はありませんから。
私に書く場所を与えていただき、本当に、ありがとうございました。