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ヒトミズハマジワラズ

作者: 裸形炉

炭鉱の街ベリウル………ヘルメットをかぶり黙々と石炭を運ぶ少年よわい6歳くらい「精がでるな、わしもこの炭鉱は長いがお前さんのように若いわらじははじめてじゃ」モクモクとキセルをふかすご老人「日銭稼いでる程度だよ。おいらの年じゃ雇ってくれるとこも少ないからね」老人が男の子の腰にあるランプに目をやる「しっかし珍しいランタンじゃな、この薄暗い光も届きにくい穴の中をここまで照らすとは」普段炭鉱は暗いランプも配置されてはいるが、彼等が居るのは奥深くランプの配置も浅位より少ない暗いはずだった。少年のランプは特別性中身の炎が濃く広く辺りを照らすまるで小さな太陽のようだ。おかげで炭鉱作業も捗っている。半日かけて奥深くから帰還……「こんなにいいの?掘ったのはほとんどおじいさんだったのにさ」「構わん、お前さんのランプのおかげだから、そうだよかったらウチで夕食どうだ」二人はおじいさんの家へ「お帰りじいちゃん?その子は?」少年と変わらない位の年の少女が顔を出す「炭鉱でな」………夕食は豪華とはいえない。おじいさんはお孫さんである彼女をいい学校へ通わせたいらしい。お孫さんはおじいさんの事も心配だから遠くへは行きたくないとのことドアが荒くオープンする「借金返済期間短縮のお知らせでーすよ」数名の強面の男達が部屋へ入ってくる。まだ期限にはというおじいさんを尻目に、採れたばかりの濃度の高い石炭を担いでいく。おじいさんは足蹴にされ闇夜に消えかけると思いきやドアを開くと?!昼間?だった眩しく明るい?あれ夕食食べたよなと顔を合わせる強奪犯達。辺りの人々も外へ交番のおまわりさんも現れる。罰が悪いのか盗品もとい品物をおいて逃げていく男達其れを確認すると「ありがとう戻って」と小さな声を少年がポツリ辺りは一瞬で暗がりへ姿を戻す。次の日には彼の姿は消えていた一通の手紙を添えて…………崖の上に立つ民家、数ヶ月前に夫婦と娘の一家が越してきた。全力村八分をかます。足を擦りむいた時に夫婦に助けられた。どうやら医者の家計らしい。何で片田舎なこんな村へ来たんだろう?そこからはちょくちょく崖の上に立つ民家へ出入りしている。夫婦は人当たりもいいが娘は変な奴だ。昼食が出来たと娘を呼びに行く場所は決まっている。崖の下の水面の上鼻提灯を作りながら暢気に寝ている………海の上に浮いている!初めは驚いたがもう慣れた。彼女を呼ぶと寝ぼけ眼に起き上がる。やっぱり浮いている水の上に「みじら、帰ろう」浮いている彼女が海毎移動して近づいてくる。そして砂浜に「あの、ゴメンだけど」分かったといつものこと後ろを向いて5秒「いいよ」と少女が昼御飯だったららと走り出す。彼女は大きめな不釣り合いな水筒を下げている。

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