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会議は………………まだ、まだなの。自己紹介が先なの

因みに1日24時間、1週間6日、1ヶ月6週間、1年12ヵ月となっております

 お母様が大精霊の方々に説明を始める。

「この娘はねぇ、私の娘で、現大樹の大精霊よ。まだ大精霊になって半年にもなってないから、今回の大精霊会議に私が同伴したの」

 ハイ説明終わり。解り易くまとめるとほんとこれだけ。まぁ他に説明しないといけないことなんてないしね。

「え?それだけ?ほかに何か言わないといけないことはないの?」

「だが、簡潔で解り易い説明ではあったな。前回はそんな話を全くしていなかったからその者はここ100年以内に誕生したのだろう?」

 薄緑の女性がちょっと短い説明に唖然とし、黒い男性は納得したように頷き、私のことを訊いてくる。

「まぁ、そうね。1つ訂正するならばここ100年じゃなくて10年だけれどもね」

「は?え、え、10年ですか!?たった10年で大精霊になれるまで成長したというのですか!?」

「なんと!普通は高位の精霊になるのにも100年以上、特に木属性の精霊は150年以上かかるというのにとても早熟なのですな!」

 お母様のセリフに信じられないという表情をする青い女性と全く疑わずに感嘆する橙色の男性との対比とても面白かった。周りの方々も少なからず驚いていた。


α

β

γ

δ

ε


 私の年齢に対する驚きの波が静まったところで、白い女性が、

「では新しく大樹の大精霊となった方のためにも自己紹介といきませんか?」

「それはいいですね。では名前とどこに住んでいるかを順に行ってきませんか?」

「それでよろしいかと」

 白い女性の提案に水色の女性が詳細を詰め、黄色の男性が賛成する。他の方々もそれに倣い賛同する。もちろん私も賛成だ。

「じゃあ新参者の私から自己紹介させていただきますね。新しく大樹の大精霊となりましたリルフィリア・ユグルシアです。まだグリュネの森林しか知らない若輩ですがよろしくお願いします」

 こういうことは私から言ったほうがいいと思い始める。

「んじゃ、次は俺だな。火炎の大精霊のヴォルガス・レバテンだ。ルージュ火山脈に住んでいる。さっきは怒鳴って悪かったな嬢ちゃん」

 赤い口調が悪い男性が火炎の大精霊のヴォルガスさん、

「これは月の並び順かな?あたしは爽風の大精霊フリューラ・ルフォルよ。パレント天空殿に住んでいるわ。よろしくねリルちゃん」

 薄緑の快活系の女性が爽風の大精霊のフリューラさん、

「む、次は儂か。大地の大精霊のローデンス・ゲイアレムと言う。マロンの枯渓谷を住みかとしておる」

 茶色のご老人みたいな男性が大地の大精霊のローデンスさん、

「では某の番ですな。某は灼熱の大精霊のケイオス・エフリーツと申す。オロンジュ荒原野にて居を構えておる。リルフィリア殿よろしく頼む」

 橙色の存在が暑い男性が灼熱の大精霊のケイオスさん、

「次は私ですね。光輝の大精霊のイルミナ・アルビレンと申します。ブランの鏡明湖に住んでいます。よろしくお願いいたしますねリルフィリアさん」

 白い丁寧な物腰の女性が光輝の大精霊のイルミナさん、

「では、私だな。私の名はグレイブ・セクロプト。錬鉱の大精霊でグレイ大砂漠に住んでおる」

 灰色で寡黙そうな男性が錬鉱の大精霊のグレイブさん、

「あたしは酸毒の大精霊のレフシアラ・ミデュルスよ。ヴィオラ湿地帯を家としているわ。よろしく」

 紫で姉御っていうのかなみたいな女性が酸毒の大精霊のレフシアラさん、

「あ、もう順番みたいですね。僕はフリック・ミャラメルです。ジョーヌの高原に住んでいる万雷の大精霊です。よろしくお願いいたしますリルフィリアさん」

 黄色の好青年みたいな男性が万雷の大精霊のフリックさん、

「俺はここノワル鍾乳洞を住処としている冥闇の大精霊、ジルク・エルビスだ」

 黒いちょっと尊大そうな男性が冥暗の大精霊のジルクさん、

「やっと私ですね。私は流水の大精霊のミュラナ・ノプトゥリアです。ブラウの深海域ってところに住んでいるの。よろしくねリルフィリアちゃん」

 青い優しそうな女性が流水の大精霊のミュラナさん、

「あたしで最後ね。凍氷の大精霊のグラシア・ナルベニスよ。クレール氷雪山に住んでいるわ。よろしく」

 水色のツンツンしてる女性が凍氷の大精霊のグラシアさん。うん、何とか全員覚えたかな。

 これでやっと大精霊会議始まるんだよね?


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