9コマ目 同族への見解
俺の名前は守。色々あった人だ。
「なあ守。」
「なんだマナ?」
コイツはマナ。TS疑惑がある女友達だ。
「お前も確かネット小説とかって読むんだよな?」
「ああ、そうだな。」
俺は漫画やアニメ、ラノベも好きだ。
だが、ネット小説はそのお手軽さと無料である点から結構好んで利用させてもらっている。完結済みと連載中を行ったり来たりするのが楽しいんだこれが。
「守って、男の娘ものって読むのか?」
「…まあ、読むけど。それがどうした?」
「いや、本人だしどうなのかなーってさ。読んでて複雑な気持ちになったりとか思ったりしないのか?」
…ああ、そういう。
「まあ、モブのヤジでちょっとなったりはするけどさ…それ以上になんというか…まるで他人のような気がしないって言うか、共感性の塊っていうか…」
まあ、面白い。たまに読みたくなる感じだ。
ただしNL限定で。BLの読んだらそれこそ複雑な気持ちになるだろうし…あと純粋に趣味じゃない。腐ってない奴には毒なんだ…
「あー、なるほど。」
「お前もTSは読むのか?」
「ああ、知り合いに当てつけで紹介されて…俺別にTSはしてねーよ!?」
「分かってる分かってる。」
したってことは。まあ言わないけど。
「…まあ、俺も守と同じような気持ちで読んでるよ。たまにだけど。」
ふーん、そんなもんか…
『守もTSに共感できるよね?』
(瑠間は最たるもんだろ。俺の精神TS版だろ?)
瑠間が突然声を上げてもそんなに驚かない。もう二年以上の付き合いになるからだろうな。
まあ、TS経験はあるしな。そちらも共感の塊である。まあ俺は男に戻ってるしなんなら今TSしてすぐ元に戻ることも出来る訳だけど。
『顔面TSは戻せなかったよね。』
(あれもう呪い以上の何かだもん。無理。あと地味に心読むな。)
顔だけ女にさせられて一生そのままとかいう状態なのでそっちは戻せません。能力使っても駄目でした。
『そりゃ守は私だし。』
(そうだった…そしてお前は俺だった。)
なんだこのやり取り。
男の娘に関する私の見解に関してエッセイ書いてみようかなとか思ったけど時間ある時に限ってそれ思い出せないし需要無いだろうしで考え中です。
めっちゃ暇で時間があまりに余ったら書くかもしれません。
…あとは読者から強い要望があればかな!(無い)