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41コマ目 将来

一週間以上空いた…orz

 俺の名前は高壁守。色々あった人だ。


「守ってこれからどうするんだ?」


「これから?」


 俊太からの漠然とした問いに聞き返す。

 っていうか方向性がアバウトすぎて何を訊かれたか分からない。


「お前なら色々な仕事が出来るんじゃないか? 力はバケモン級だし、魔法も能力もあるし…」


「ああ、そういうことか…バケモンは余計だ。」


 就職先の話か。

 高校からの進路なら大学だし、試験にも合格している。

 っていうか高校に関しては既に卒業式を終えているので、現在は春休み中だ。


「魔法も能力も使わねーよ。もしばれでもしたら大騒ぎだ。

 それに、力があるからって何でも出来る訳じゃないぞ。それぞれのノウハウがあるだろうし、経験して身に付けていかないとな。

 それに、俺は別にそこまで頭良いって訳じゃないしな…成績もせいぜい普通かそのちょっと上くらいだ。」


「それより下の俺をバカにしてるのか?」


「それは卑屈過ぎだ。」


 俊太も相当努力したらしく、俺や太郎、光、移図離、ついでに津瑠と同じ大学への入学が決まっている。

 火太郎だけワンランク上の他の大学を受験し、合格している。よく忘れられるポジションを太郎と交代してしまいそうだ。アイツも影薄いからな。


「それでも出来ることは多いだろ。その力なら建築士とか土木作業員とかで大活躍だ。鉄骨とか一人で動かせそうだな。」


「持ち上げられたとしても、仮に落としたら大惨事だぞ。」


 俺は常人より多少頑丈かもしれないが、刃物で切られれば傷はつくし全身を潰されれば死ぬ。そこは他の人間と変わらない。

 俺が生物として違うのはあくまでも魔力の代わりに神の力が流れている点だけであって肉体構造がまるっと変わったわけではない。臓器も筋肉の作りも同じだ。


「じゃあ、演技力を生かして俳優か?」


「俺有名になっちゃまずいだろ。忘れたか? 俺は老いないんだよ。」


「そういやそうだったな…光がこの前永遠の17歳とか言ってたっけ。」


「………」


 …間違いでもない。

 俺が不老になったのは17歳の時。数え年で言えば既に18歳にはなっているが、それから肉体が成長していないのでずっと肉体は17歳のまま。死なない限り永遠に17歳として生きていくのだ。

 20歳になっても酒とか飲んじゃ駄目か…?18歳以下が入れないコーナーは永遠の謎と化すのか? 多分身分証明書を見せればオーケー。年齢さえ満たしていれば。


「じゃあどうすんだ? 会社員とかになっても、ずっと務めてて全く老けてないって言ったら怪しまれるだろ。最悪そのまま研究機関とかに放り込まれて…」


「怖い事言うな。そうなる前に退職するよ…その後は引っ越しながら自営業かな。何でも屋とかにしようかな。」


「そう言うのって引っ越したら金かからないか…?」


「うわ、俊太のくせに賢い。」


「そんくらいわかるわ。それで、何でも屋で良いのか? お前の見た目だと変な依頼が来そうだけど。」


「…変な依頼って?」


「一日付き合ってとかデートしてとか彼女になってとか。」


「断るに決まってるだろそんなん。」


「魔物退治とかなら活躍しそうだけどな。」


「いねーよ。」


 結局この場では全く決まらなかったので追々考えることにしましたとさ。

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