18コマ目 ゲーム
二連続遅刻…
俺の名前は高壁守。色々あった人だ。
「守ってどんなゲームやってたんだ?」
ゲーム売り場で銃を持つ戦士のような男が立っているパッケージを見ているマナが訊いてきた。
最近暇を持て余し気味なのでマナに何か面白そうなゲームが無いかと相談したところ、マナも同じく暇な時間が多いとのことだったので面白そうなゲームがあったら2人で買ってやってみようという話になった。
そしてゲーム売り場で合流し、今に至る。
ちなみにマナとは以前ひと昔前のステルスゲームをさせてもらって以来、時々ゲームを貸し借りしている。はっきり言って想定以上に面白かった。
…この見た目でガタイのいい男を操作して秘密基地に潜入したり銃を撃ったり、というのははたから見れば違和感があるのだろうが。こういう所はやっぱり男なんだなと俺はむしろ納得する。
「そうだな…ケータイモンスターとかか?」
「ああ、あの1996年に赤と緑が発売された奴か。有名だよな。」
「妙に説明的だな…」
「ケータイモンスターは1996年にシリーズ最初のソフトが発売された、超ロングセラーなゲームだ。
単調なRPGではなく、キャラクターごとにタイプがあって相性が存在する。そのタイプが最大二つというのがミソかもしれないな。組み合わせによっては片方のタイプの弱点を補填したり、逆に更に大きな弱点になったりする。
バージョンによっては出現するキャラが違うこともあるし、何よりその数が異様に多い。コレクション要素もあると言う訳だ。」
「ステルスゲーの無線みたいな説明するな。」
「パッと思いついたのだとこれくらいが限界だな。まあ俺もやった事あるぞ。1、2作くらいは。」
即興でそれか。ステルスゲームを薦めてきたこともあってよくトレース出来ている。
「ケーモンのダンジョン泣いたなぁ…」
「俺もやったっけなー…あのころが懐かしい。あ、レンチアンドシャフトなんてどうだ?
レンチアンドシャフトはオムラチェットと多彩な武器を使って進むアクションゲームだ。
特殊な道具を使って進むこともあるし、謎解き要素もある。こっちも隠し場所にレアアイテムがあったり特殊な行動に応じて小技が解放されたりとコレクション要素もあり、シリーズが長く続いてる面白いゲームだ。」
「その解説まだやるのか。
ここ最近のシリーズやってないし、話に付いて行けるかどうか不安だな…」
「じゃあ狩ゲーでもするか?
狩ゲーは協力プレイが出来るし、一人でやっても面白い。どうしても難しかったらオンラインでプレイヤーも募れるからおすすめだぞ?」
「どっかのゼミの宣伝漫画みたいに畳みかけるな。」
フレーバー変えてきよった。
「それに、こういうのって技術の差がな…俺あんまり上手くないんだよな。」
「気にするな、俺もライト寄りだ。」
「…もうそれでいいか。」
これ以上はよさげなゲームが分からなかったので、パッケージを持ってレジへ向かう。
「これお願いします。」
「8789円でございます。」
「…あ。」
財布を忘れた愉快な守さんなのであった。




