第二話 初戦闘!
この回は主人公の言動がよく分からん事になってますが、直しました。
はい。気のせいではありませんでした。
なんなんだ?あの…兎、兎!?
え、でも角生えてる。
え?ちょなんでこっち見るの?やめてよ、ねぇ?
ま、落ち着きましょう。
えーとこんな時は…【鑑定】!!
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種族 ローワーラビット ランク F
名前 なし 状態異常 なし
魔法適性 風
スキルポイント30
Lv:6/10 経験値18/34
HP:25/26
MP:8/8
SP:70/75
攻撃力 19
防御力 18
魔法攻撃 6
魔法防御 4
素早さ 31
通常スキル
【風魔法Lv2】
耐性スキル
【飢餓耐性Lv4】
固有スキル
【突進Lv4】
称号スキル
なし
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俺の倍のレベル6。ランクがF。は?
こっちはF -だぞ!
思ったよりやばいな。
だが見てくるだけで害は及ばされてない。
いや、あれは【突進】してきたな。やばい。
どどどどどうしよ、
だが、弱点はある。
相手は魔法耐性が低い!つまり魔法に弱い!
幸い、こっちは魔法のスキルが多いし、
魔法のステータスも高い。
どうにか出来る筈だ。とりあえず、
【魔矢】!
使えそうな魔法を咄嗟に選んだが、成功したようだ。
勢いよく【魔矢】が飛んで行ったが、避けられた。
そしてそのまま ドンッ!
あの兎の【突進】が当たった。
いっ…痛ぁぁぁぁぁぁっ!!!
痛み!?魔法とかもあって少し夢見てるみたいで現実味が無かったけど、紛れもない現実なんだ。
そんなことを分かったところで状況は変わらない。
HPが残り5でもう一度攻撃をくらったら終わりだ。
しかも魔法でしかまともなダメージソースはない訳で…
それが今のところ避けられてしまっている。まずい、このままじゃジリ貧だ。
その為にはなんか考えないと!
だが、相手の素早さが早すぎる。
何か"動きを止めるもの"が……
ある。作ればいいんだよ!動けない状況を!
まず、【純樹創操】
で相手を囲う。……できた。蓋はしていない。
そしたら、
兎は【突進】じゃ【純樹創操】を破れない。
【風魔法】でも多分無理。とすると、予想的中!
上に飛んだ。馬鹿め!空中じゃ簡単には体をうごかせない!
そこをよーく狙って
くらえ!【魔矢】
グサッ!
よし!当たった!
が、どうだ?確かめなければ。
【鑑定】
鑑定が簡易版になってる!?
勝手に見やすくなってんのか。すげーって、関心してる場合じゃない!確認確認っと…
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HP6/26
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やばい、まだ倒すまでにはいかなかったか!
こっちのMPはもう残り1ぐらい。
物理攻撃は芽だから出来ない。
もう出来る手はないのか?
そんな事を考えてるうちに兎の【突進】が来る。
やばい死ぬ…。
此処で何もできないまま死ぬのか?
なにも出来る事がない。ああ、このまま…
《経験値が一定に達しました。レベルが4になりました。HP、MPが完全回復しました。【純樹創操】がLv3になりました。【思考加速Lv1】を獲得しました。以後メッセージを省略します。》
ラッキィー!!
このタイミングで【光合成】でのレベルアップは超ありがたい!!
これでMPが全回復して、しかも【純樹創操】がレベル3!やった!いける!
さっき手に入れた【思考加速】で知覚速度が上がった気がしなくもない。や、多分上がってるな。
そんな事を考えているうちに兎がすぐそこまで来ている。まずは奴の動きを止める!
『【純樹創操】!』
【純樹創操】で壁を作った。
多分だが、一度【突進】したら止まれないんじゃないかと思う。 ドンッ!
やっぱり【純樹創操】にぶつかった!
その間に【魔矢】の準備をする。
【純樹創操】を解除し、勢いよく【魔矢】が飛んでいく。
グサッ! ほっ。もうこれで……
【鑑定】
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HP0/26
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大丈夫だな。
《ローワーラビットを倒しました。経験値を210獲得しました。【魔物殺し】を獲得しました。【世界樹の花の種】の効果で更に105獲得しました。経験値が一定に達しました。進化可能な状態となりました。》
勝てた。最後の方は余裕だったけど、
未だに実感がわかない。
此処は異世界なんだという実感が。
今までノリでなんとかやったけど、
初戦闘での過程は良いとは言えない。
だが、結果良ければなんちゃらってやつだ。
てか、異世界ではこんな事が日常茶飯事なのか…?
でも、そうか異世界ってこんなものか…………。