第一話 異世界!
前回のあらすじ
異世界きた。
あ、そういや自分の体って……そう今更思って下を見るようにすると…
ま、目ないんだけどねはは。
え?え?ごめん。え?ちょ理解できない。
緑で1本でちょっとゴワゴワしてる今見てるこれって俺の体?
やけに背が低いし、もしかして今芽なの??花の?
うっそだろおい!!
いや、待て。まだあるだろ!
今ッ!!俺の異世界の知識を活かす時!それで俺が花で無いことを照明してやるぜぇぇ!!
ステータスオープン!
あれ?ウィンドウオープン!自分に鑑定!
あれれ?
おーいどうなってんのー?
いや、考えて見れば当然かも。そんな都合よく行くわけねぇーもんな。はぁ。
って!どうにか出来ないのかよ――!
《“認識設定”が未完了です。認識設定を行いますか?》
に……認識設定?なんじゃそりゃ。なんかもうやけくそだよ!全部了承したれ!いぇす!はい!やります!
《……了承》
《認識設定が完了しました。》
ん、変わってなくね。あ、反応する様になったのか?あれが。やってみよ。
『ステータスオープン』
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種族 ローワーシード ランク F -
名前 なし 状態異常 なし
魔法適性 土、風、空間、無、光、闇
スキルポイント 150
Lv:2/10 経験値5/10
HP:17/17
MP:12/12
SP:50/50
攻撃力 8
防御力 7
魔法攻撃 14
魔法防御 9
素早さ 21
通常スキル
【言語自動翻訳Lv_】【鑑定Lv__】【無属性魔法Lv1】【闇魔法Lv1】【土魔法Lv1】【魔力感知Lv__】
【魔力視化Lv__】
耐性スキル
【物理耐性Lv1】
固有スキル
【———の声Lv__】【純樹創操Lv1】【光合成Lv__】
称号スキル
【異世界に憧れし者Lv__】【魔法に憧れし者Lv__】【剣に憧れし者Lv__】【世界樹の花の種Lv__】【異世界種Lv__】
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ええ!?ステータス出てきたーーー!?!?
異世界だ!ここやっぱり異世界だったんだ!
やべー改めて思うと興奮してきた。
とりあえずステータス見てみよ。
まず、種族。
シードって。種やん。確定しちゃったじゃん。
ランクひっっっっく。多分。いやまあ攻撃力1桁な時点でお察しなんだけどね。
あと、なんでレベルが上がってるんだ?しかも経験値まで入ってる。
多分ラッキーなことだと思う、やったー(?)
で、このスキルたちはなんなんだ?
《【鑑定】しますか?》
?【鑑定】ってスキルの内容見てくれるってこと?
《はい》
あ、じゃあお願いしまーす
〔【純樹創操】 純粋なる樹を創造して操る。シンプルなだけに汎用性は高い〕
〔【———の声】 @#&/_;:)&¥@/^*+£~\]?•$>の声が所有者をサポートする〕
〔【異世界に憧れし者】 異界に憧れた者が習得出来る。スキル習得スピードがとても早くなる。【鑑定】を入手出来る〕
〔【鑑定】相手の魔力を読み取り、その結果を映し出す〕
〔【自動言語翻訳】言語を翻訳してくれる〕
〔【物理耐性Lv1】物理攻撃に耐性ができる〕
〔【剣、魔法に憧れし者】剣や魔法系統の成長3倍〕
〔【光合成】 光合成をする事によってレベルが上がる〕
〔【世界樹の花の種】この世界のはるか南にある世界樹に咲いてる花の樹の種である事を証明する称号。経験値が1.5倍になる。レベルが上がったときスキルレベルを任意に一つ上げる。〕
〔【無、土、闇魔法Lv1】それぞれの属性のLv1の魔法が使える〕
〔【魔力視化Lv__】魔力が見えるつまり、目がない魔物に視界が確保できるようになる〕
説明多いな。だるすぎ。気になったとこだけ覚えとこ。(記憶中)
てか称号スキル多いな…異世界種って、確実にここ異世界じゃん。異世界に憧れし者って!
憧れてたけども!
そんなこと言わなくても…ねぇ?恥ずかしいし
レベルは【光合成】で上がったっぽいな。
チートか?
なんもしないでもレベル上がるって。
しかも魔法適性めっちゃあるじゃん!!やたー!
ってか【―――の声】っていうスキルだったんだ。説明が文字化けしててよく分かんなかったけど。
ま、スキル名も文字化けしてるんだけどね。
いやーとりあえず名前無いと不便だし、
名前つけるか。
声を反対にしてエコーでいいだろ(適当)
《了承。『エコー』をこれから名乗ります。》
うお、結構あっさりだった。
こんな適当でいいのか。
こう言うのは切り替えが大事だってじっちゃんが言ってた。
名前もつけたことだし、スキルの中で一番気になるこの【純樹創操】だが、なんだろうな?
固有スキルに入ってたし
転生特典みたいなもんなのか?
ま、取り敢えず今から試してみたいと思う、が、
やり方が分からん。
スキル名言ったら発動すんのかな?
【純樹創操】」その瞬間土から根のようなものが生え、目の前の岩に当たった。
……えぇ。こんなんでいいのかよ。適当か?
もっとさ詠唱するとかあんじゃねぇーの?
てかそれつけたらどうなんだろ。
やってみよ。
『えっと、樹よ、我が魔力に応え、かの者を殱滅せよ。【純樹創操】』
自分で言ってて恥ずかしくなってきた。
やんなきゃ良かったかも。
その時土から出た根のようなものが勢いよく岩へと向かっていった。岩が粉々に砕けた。
すげー詠唱つけると威力あがんのか興奮してきた。
あ?でもすげー眠気来るやばい。
あ…これやばい… ZZZ…
《スキル 【詠唱魔術Lv1】を獲得しました。》
《【純樹創操】がLv2に上がりました。》
はっ、目覚めた。てか寝てた…のか?
でもなんでだ?教えて、エコーさーん。
《魔力枯渇のせいです。》
魔力枯渇。か。え?今ので?
おれの魔力少なすぎ……?
《はい。無詠唱つまり、何にも言わない魔術ではMP消費は少ないですが、詠唱すると威力が格段に上がります。その分消費MPも多いです。》
はーなる程。つまり、
詠唱→威力大、隙大、MP消費大
無詠唱→威力小、隙小、MP消費小
ってことか。
うむ、詠唱にそんな効果があったとは……
びっくりである。
でもまあ、大体使うのは無詠唱だな。
そして、隙を狙って詠唱、と。
そもそも俺に敵がいるのかが分からないが。
ともかく、これで攻撃面は安心かも。
《経験値が一定に達しました。
レベルが3になりました。
各種ステータスが上昇します。
HP、MPが完全回復します。
以降このメッセージは省略されます。》
おお、レベルアップ!!
これ【光合成】のおかげかな?
レベルアップするとHPとかも全回復するのか。
…一応区切りついたけど、これからどうしよ、
とりあえず動けないし、【光合成】でレベルを上げるのと、スキルの実験が優先される…か……。
あれ?
なんか前の方の草むらからガサゴソと揺れている
気が……
キャラ崩壊が度々あります。
がなくしました。やったね。詠唱は恥ずかしい。