第零話 プロローグ!
心機一転!!!内容が前書いたものとかなり違っています。本筋は変わってないけど。
前のはなかったことになります。ご了承ください。
あー駄目だこりゃ死ぬな…
こんなアニメ見たいな死に方なのか?
なんか人生の思い出が脳に…
これ走馬灯とか言う奴だな確か…
なんでこんな事に…
――――10分前――――
今日も部活で疲れたなぁ〜。
信号待ちをしている間にふとそんな考えが思い浮かぶ。
「後輩、また俺と一緒に帰宅だなw」
今俺に話しかけたこの人は俺が通っている高校の先輩。
一時的な感情で半分鬱みたいな感じになっていた俺に、仲良くしてもらった人だ。それ以来仲が良い。
「一緒に帰る人がいないみたいに言わないでくださいよ」
と、たわいもない返事を返す。
「いや、普通にいないだろ……まあ、お前そろそろ彼女ぐらい作れよなー
っと、そういえばなんだがお前今日花持ってない?」
そう。今日俺は何故か花を持っていた。4本だ。なんか通学時にを助けた時おばあちゃん?だっけ?に貰ったんだと思う。なんか記憶が曖昧だ。
「あの、これはですね、なんか貰ったんです。人を助けたら」
「ははwそうか相変わらずお人好しと言うかなんというか」
「気分ですよ、気分。僕が助けてなかったら困っていたと思うと寝覚めが悪くて。」
そんな会話をしていたら、信号がいつの間にか赤になっていた。あーやべ気付かなかったなー
そう思い、また待つかーと考えていたら、
――――――――っ!?
なんで赤信号なのにこんな小さな子供が道路の真ん中にいるんだ?
しかもトラックがすごいスピードで突っ込んできている。あのトラックの高さじゃあの子は見えないだろう。
なにがなんだかよくわからんが、
『助けなければ』
そんな思いで、気がつくと俺は走り出していた。
トラックが来る、迫って来る。こちらに気づいてない様子だ。
「おい待て後輩!!」
先輩の言葉を無視してまで走ったが、これは死ぬなと直感で分かった。
なんでなにも知らない子供を助けたんだ…とか、
先輩の言う事をなんで聞かなかった…とか今更ながら思った。
ああ、せめてもう少しゆっくり出来たなら……
いや、ずっと動かないで生活できたら楽なんだろうなぁ。
自分が最後に考えることがこれかよ。
俺は死ぬ寸前の所で、先輩が俺に話しかけてる声が聞こえた。
「大丈夫か!!後は…い………」
先輩も俺と一緒にトラックに轢かれたみたいだ…
やばい、先輩にも迷惑かけちまった……家族にも…………やばい、し…………ぬ……………………………………………………
________________
うおわっ………………???
どこだここ?真っ暗でなんも見えないぞ!狭いし。
というか死んだんじゃ無かったのか俺!?
ま、生きているだけでも良かった。
とりあえず動いてみよ……ってあれ?動けないのだが???
え?まままままて。まままままままままず冷静になななって考えてみよう。
此処はどこだ?天国とかそう言うとこか?
でも、それだったら真っ暗ではないし、動けないってことはないはずだ。
じゃあ、異世界とかか?
いやいやそんな夢見たいなことあるわけないしな、ラノベの見過ぎだ。とか、
そういう一人会議の結論は体感的に10分ぐらいで結論が出された。
うん!わからん!!!
なんらかの理由で生きている?事はわかるんだが、どこで、どうやって、どのように、とか全然わからん!
って……あ?う――なんかめっちゃ眠くなってきた、でも、ここで寝ちゃダメだろ、
あ、ダメだ。勝手に寝てし………ま……う……
………………zzz
《経験が一定になりました経験が2になりました。》
…………ふぁーあーあ、あーよく寝た……って何があるのか分からんのに寝ちゃダメだろ!
と、いうかなんか気分がいいな。
そして頭に風が吹いてるな。
って……ん!?
え?え?どういうこと?なんで?ちょっと意味わからん。なんで風?
この状況って頭?が地面?に露呈してるんじゃないか?頑張れば外…なのかは分かんないけど、(仮に外(仮)と名付ける)この場所から出られるんじゃないかこれ?
とりあえずはやって見よう。
んーーーーんーーーーん"ーーーしょっと!
あ、これ上方向にちょっとずつ進んでるわ。これなら外(仮)に出られるな!
んーーーーんーーーーん"ーーーしょっと!
はー
っと出られたのか?どこかわからんけど。
てか、俺目が見えなかったのか!道理で真っ暗だったわけだ。
目が見えないって相当やばい状況なんじゃ………
《能力の点数が300あります。能力の点数150をつかって能力【魔力が見える】を取得しますか?》
…は?なにこの頭に響いてくるような声は?
のうりょく?まりょく?しゅとくだあ?
なになになに!?意味が分からんのだけど!?
落ち着け、よし、落ち着いた。
よく考えて見ろ、魔力なんて散々聞いてきた。
ラノベのよくあるあれだ。
つまりだ
どういうこと??
あれか?異世界ってやつか?それこそありえんし、
いやでもでも、異世界じゃ無かったらこの声なんなんだよ!?
本当に異世界ってやつなのか?
死んで異世界行きましたってか?もしそうだとしたら、笑えない冗談なんだが。なんか頭に響いてくるあの声カタコトだし、どっから聴こえてくるかもよく分からないし、
のうりょくとかじゃなくて異世界だったらそれっぽい事言え!
おーい聞こえてますかー、
ってこれで答えてくれたら苦労はしない。
《能力の点数が300あります。能力の点数150をつかって能力【魔力が見える】を取得しますか?》
え?それしか言えないの?
じゃ、じゃあその【魔力が見える】ってなんのことですか?
《能力の点数が300あります。能力の点数150をつかって能力【魔力が見える】を取得しますか?》
ほ、本当にそれしかいえないのか。
こうなりゃやけだ!これしかやることないし!
はい!します!取得しますよ!
《【魔力が見える】を獲得しました》
………え?おお!真っ暗だったのが、見える、見えるぞ!視点はめちゃくちゃ低いけど!どうなってんだこれ?
で、結局ここはどこなんだ?森か?
そう考えてるうちに、ブワッと風が吹きつけてくる。
うわっなんだ!?
「グルァァァァッッ!!」
あ…あれって…鳥?いや、それにしてはデカ過ぎる。もしかして恐竜だったりするのか?
いいや、違う。あれは、あれは、そう。俗に言う、
“ドラゴン”だ…
俺は本当に異世界に来てしまったんだ………
ただいま!夏休みなのでたくさん書きます。