第2話 青国の王
「頭がクラクラする…」
私は、どうやら違うところに移動してしまったらしい。瞬間移動というものだろうか。
そこは、白い大理石でつくられた、お城のような建物だった。
近くに青い髪の男はいない。はぐれてしまったらしい。
「すみません。誰かいませんか?」
「そこにいるのは誰だ?」
「えっと、鈴木栞っていいます。ここは、どこですか?」
声のする方向へ向かうと、ベットに女の人が寝ていた。「あぁ、青目か。あれからもう、15年も経ったのだな。」
「え?何のことですか?それより、どちら様ですか?」
「私は、瑠璃という。お前と同じ、青目の瑠璃だ。」
「えっと、瑠璃さん。ここ、どこですか?私、迷ってしまったみたいで。」
「ここは青国の城だ。迅からきいてないか?」
「迅ってもしかして、青い髪の男の人ですか?私、その人に無理矢理連れてこられたんですけど…」
「あぁ、ここにいましたか。探しましたよ。瑠璃様、ありがとうございます。」
「迅、栞に何も話してないそうじゃないか。栞が困惑してるぞ。」
「すみません。少し頭が痛かったもので。早く済ませようと思ってしまい、つい…」
「すみません。さっきから何の話をしてるんですか?私、早く帰りたいんですけど!」
「栞、まだ分からないのか?ここは青国の城。
お前は次期王になる、青目だぞ。」
「え?青目?青目ってあの、青国史の…?」
「そうだ。青国は本当にあるんだ。そしてお前は、次の青国の王になる、青目なんだよ。」
「えぇー‼︎」
「物語が始まる前に」にでてきた、瑠璃との出会いを書いてみました。
瑠璃は、十二国記の陽子みたいな、武人風の人です。
栞は青国の王であることが明かされました。
さて、他にもどんな秘密が隠されているのでしょうか。




