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リリアナお嬢様の命令よ!~転生伯爵令嬢は自分に素直に生きると誓いました~  作者: 如月 燐夜
二部一章 伯爵家当主学生準備編
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入学一週間前

少し短めです。


火曜日更新出来ず申し訳ございません。


色々と忙しくて…なるべく更新はしたいのですが、年末に向け色々行事が重なり執筆時間が取れません…申し訳ない

951年3月30日ーー


残り一週間で私はアムスティア学園へと入学することになる。



同学年となるのは

レイン、タニアちゃんである。それとルルに現国王であるレオンハルトか。


二人とも一つ上の年代だが、ルルはセンティス領で梟の塔の責任者をやっていたし、レオンハルトは政務や就任直後だったので学業にかまける時間が取れず一年ずらしたという。


でも本当は私と同学年になりたかったのでは?と少し思っている。いや、それは無いか。


一学年上には

アンちゃん、ユグドラちゃん、サレナちゃん、イシスちゃんの四人だ。


準姉萌え系作品とはいえマシューの同学年がナーナとマリアンヌ、リサーナちゃん、後輩がモガだけというのは少し寂しい気がするが、マシューをみる感じ年上が好みっぽいから大丈夫っちゃ大丈夫なのかもしれない。


入学式のスピーチとか色々考えることはあったが、それは明日か明後日にでも考えよう。


色々な行事やイベントを思い出すのに忙しいのだ。



この約4ヶ月で色々とあった。


まず、センティス領の件について。


ジョセフを筆頭に領軍五十名+冒険者五十名の計百名がアライアンスを組み迷宮攻略を試みた。


センティスの迷宮は地下十階層からなる迷宮だ。


まだ誕生したばかりだからか、そこまで手こずらずに八階層までは辿り着けたらしい。



しかし、八階層と九階層の間に階層守護者が現れたのだという。


ジョセフからの文では飛行型の魔物で、剣や武器による攻撃が届かず、魔法で一方的に攻撃され冒険者を中心に手酷くやられたそうだ。


見た目は翼の生えた少女で足は鉤爪になっており、髪は水色だという。


その情報から推測するに原作のサブヒロインを一人連想したが、その考えはないだろう。



初出が北の大陸なのだから同一人物とは限らない。


サブヒロイン、ハーピィのメリッサ……


マシューが北の大陸に遠征した際、たまたま訪れた迷宮の迷宮主として現れ、マシューにテイムされる魔物系ヒロインの一人だ。


空中からの一方的な魔法攻撃が得意でジョセフからの情報とは一部一致するが確信には至らない。


夏休みになったらマシューを鍛えがてら様子を見に行ってみようかな。



あ、マシューと言えば。


うちで監禁…もとい鍛える様になってからみるみる成長を遂げ、魔法の熟達が異常なスピードで上がっている。


私には一歩及ばないが、魔法のセンスだけならば多分、宮廷魔術師を軽く凌駕するだろう。


最近はたまに遊びに来るサレナちゃんと仲が良いみたいである。


以前の模擬戦以来、サレナちゃんがマシューに事ある毎に突っかかっている。


羨ま…けしからん!



そうそう!訪問者といえばリアスティーナがナーナを引き連れ、遊びに来た。


無事に学園長として就任したことの挨拶だそうだ。


手土産に西部の特産品である香辛料や羊毛などを持ってきてくれた。


私もお返しとばかりに、完成したばかりの量産型カメラ数台と通信用の魔道具を三対渡しておいた。


この通信用魔道具、作り方は結構簡単で加工した風属性の魔石と北の海に生息する叫び貝と呼ばれる仲間を呼ぶ厄介な魔物の殻であまり手間を掛ける事なく簡単に作れる。


完成は発表しているのだが、作り方は私だけの秘密にしていて国とか大小の商会などで話題となっており、軽く騒動となっていた。



リアスティーナはそんな貴重な物を…と、狼狽えていたが制作者の私からしたらあまり手間暇掛からず作れるものなので気にしないでとだけ伝えておいた。



あー、王族といえばレオンハルトだが。


ガルム帝国へ雪解けと共に戦争を吹っ掛けた。


全く…相変わらず脳筋プレイ脳は治ってないみたいだ…


前世でも大人しく可愛い顔で澄ましながらも実際は脳筋プレイが好きな子だった。



正規軍三万に地方貴族軍二万の計五万が四月半ばに出撃することとなっている。


私は書類上、一応軍中央に在籍しているのだが、年齢やこれまでに積み重ねた功績などを配慮され、王都にて待機である。


まぁ、行けって言われても彼是あれこれと理由を付けて断るつもりなんだけど。


大将はジェネシス公、その補佐に私を付けようとしたのだが無理だったので、私の祖父、魔導伯ことアンディ・アルデンが副将として行軍する。


それに伴ってリビーがうちに居候となった。



あまりマシューと同じ環境に置きたくはなかったが、サレナちゃんの相手で手一杯だろうから良しとした。


ジェネシス公の親族に預けるという選択肢もあったが、反乱の粛清によってその数は減り王族、エンディミオン家くらいしか居ないので、結局はリビーに任せる事になり私を選んだらしい。


何というか…光栄だな。



色々な事があった約4ヶ月だが、振り返るのはもういいか。


私は最近の激務で疲れて眠い…


早く一週間後が来ないかな…!

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