表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

第3話:雅の夢、そして恐怖心

全般、雅編。

1階には部屋が20部屋ほどある。

私は10部屋前後を軽く掃除し、休憩を摂る事にした。

一旦お嬢様に報告をしに行こう。


・・・コンコン


「失礼します」

室内に入る。


「お嬢様、10部屋の清掃が終了・・・・・・・・ん?」



返事がない。まさかまた卒倒されたのでは!?


私は慌てて椅子に近づく。







・・・・・・・すぅ・・・・・すぅ・・・・




寝息が聞こえた。


完全に寝ている。


風邪ひきますよ!お嬢様!と心の中で叫ぶ



・・・・・とはいえ起こせる訳もなく

仕方がないので私は毛布を掛けてあげ、紙にメッセージを書き留めて調理場に出た。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





誰か・・・いる。




昔、会っていたような懐かしさがある。





誰だろう・・・逆光でよく見えない。








その人からは愛を感じる。







偽りではない、確かな愛が。





夢・・・・・・?


急に芯から冷えてきた。うぅ・・・寒い。

ぼんやりとした世界。朦朧とした記憶。私・・・・・寝てたんだ。






ふと近くの机に手紙があることに気づく。


『掃除10部屋終わりました。今から買い物に行ってきます、お体に気をつけて。 シャム』



・・・・・・見られたか。寝顔

よく分からないけど悔やむ。

時間ばかりはいくらお金が有ろうと戻すことは出来ない。


「時はお金じゃ戻らない・・・か」

そう、呟いた。




いろいろあったその夜のこと。


夕食が終わり、私はシャムに聞いた地下室のようなものに行ってみることにした。

行くときにシャムは付いて行きたがっていたが、流石に自分の家だからということで断った。


1階に下り、長い廊下を歩く。


そして教えられたドアの前に立った。これは大きい。なんで今まで素通りしていたんだろう?


ドアを開け中に入る。

第一の感想、とても冷たい。真夏だというのにここまで冷たいのは異常なことだ。

猫の彼にはちょうどいいのだろうか、このくらいが。


奥へと進む

本当に懐中電灯を持ってきて良かった、中は真っ暗だ。

シャムを連れてきたほうが良かったかな・・。


ひたひたと進んでいく。そして、例の部屋についた。



扉を開ける。


中には彼の言ってたとおりのものがあった。


椅子



ただ、それだけ。

だけど、私はそれを見て急に恐怖心を覚えた。


「圧迫感」


ただ、それだけに尽きる。


目の前がぐるぐると回って、画面が暗くなっていく。あの時と同じ


いや、違う


今回はそんなもんじゃない。



叫び声が聞こえる。


泣き喚く声が聞こえる。



そして、最後には



今日見た夢の風景が広がった。






10話完結できたらいいなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ