1話
「よう健二」
「ん?あぁ翔太か」
俺の名は田中翔太だ。
で、こいつが健二こと井上健二だ。
そのまんまなのは気にしたら負け。
そこで俺はふときずく。
服の隙間からちらりと見える肌にある昨日まではなかった打撲傷。
「お前また親父にやられたのか」
「シー(空気の音)そんなでかい声で言うなよ。他のやつにバレたら...俺はまた」
「わーったわーったからそんな風に言うなって」
「それならいいけど」
健二は体にいくつもの打撲傷がある。あちこちにあり生々しく見てる方も痛くなりそうだった。
そう健二は家で家庭内暴力。通称DVを受けていたのである。
しかし何故か健二はそれを隠したがるのだ。正直に先生にいえばいいものを。
「よおお前ら」
「おっ浩一じゃねーか」
こいつは佐々木浩一
こいつと俺と健二は小さい頃からの親友である。
少なくとも俺はそう思ってる。
一番いいのは皆もそう思ってくれてる事だけど…
「そういえばお前ら漢字テストの答え覚えたか?」
「あっやべ忘れてた」
この時の俺はまだあんな事になるとは思ってもみなかった。
ども初めてを投稿をさせて頂きます。
シリアスって難しいです。
2話とかもそのうち上げていく予定です。