百物語
物語とはどういうものなのか、印象をまとめてみました。
書いてみて気がついたのですが、「物語」自体に怪異性がある気がしてます。
いくつの物語があるとしても
時々に形を合わせても
最後のひとことは終わりではなく
再びはじまりへと帰りゆくもの
どんなに時が流れても
形をなくしてしまっても
言霊は滅ぶことなく
いつか新たにあふれゆくもの
思い出せない昔からも
知りえない先々までも
とうとうと果てしなく
いつまでもめぐりゆくもの
言葉が違ってしまっても
とぎれそうになっても
決して消えることはなく
語りつがれてゆくもの
そこに人がいるかぎり
生きつづけてゆくもの
なるべく韻を踏みました。
うまくいったと思います。