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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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86/201

印象的

普段から「優しい人」と呼ばれる人は。

どれだけ優しくても。

たまに怒るだけで。

「本当は恐い人」になる。

普段から「恐い人」と呼ばれる人は。

どれだけ恐くても。

たまに優しくするだけで。

「本当は優しい人」になる。

普段から「きっちりした人」と呼ばれる人は。

どれだけ優しくても。

たまにルーズになるだけで。

「本当はゆるい人」になる。

普段から「ゆるい人」と呼ばれる人は。

どれだけゆるくても。

たまにきっちりするだけで。

「本当はきっちりした人」になる。

人間の印象なんて、そんなもので。

何の役にも、たちはしない。

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