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境界線
盆明けの午後三時。
炎天下のアスファルトの上に雲の影が落ちた。
くっきりとした日と影の境界線を越える。
一歩ごとに自分や周囲の影が薄くなり、五十歩行く頃には足下から消えた。
明度の下がった世界。
昨日なら、この道の先であの人に会えただろうか。
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盆明けの午後三時。
炎天下のアスファルトの上に雲の影が落ちた。
くっきりとした日と影の境界線を越える。
一歩ごとに自分や周囲の影が薄くなり、五十歩行く頃には足下から消えた。
明度の下がった世界。
昨日なら、この道の先であの人に会えただろうか。
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