『仮面』
貴方が、好きです。
でも、それは『私』がじゃなくて……
………ねぇ、
どれだけ、貴方に近付けば、貴方は気付いてくれるの?
『私』を知ってよ。
『私』をもっと、もっと知ってよ。
『私』は…
『私』はワタシじゃないの。
苦しいの。
寂しいの。
悲しいの。
虚しいの。
誰もワタシを知らないの。
ワタシじゃない『私』を見るの。
小さい頃からワタシは一人だった。
だからワタシは、皆に好かれるよう、
嫌われないよう、浮かないように
性格を作り直した。
……気付いたら、『私』という名の、
ワタシの『仮面』が出来上がってしまったの。
ねぇ、ワタシはこれなんだよ?
それは、ワタシじゃないんだよ。
『私』はワタシでワタシじゃないの。
わからないの。
でもね、
貴方を想ってるのは、『私』じゃなくて、ワタシ。
だから、貴方に気付いてほしい。
『私』じゃないワタシを。
『私』という名の『仮面』を、ワタシから剥がして___………
______元のワタシに戻させて。
はじめまして、どうも。
羅威流といいます。
今回初投稿なのですが………
………これ、完全に小説って言えませんよね(爆)
いやいや、短編だからギリギリ……
……まぁ、何はともあれ。
私が書く小説はきっとこんなのが主になると思いますが、
これから、宜しくお願いします。
ではでは。