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はじめに
私はいつも死にたいと思う瞬間がある。
常に根底には「それ」がある。
なぜ死にたいかのか?
それは、自分が恥ずかしい人間でどこまでいっても情けなく、孤独な人間だからだ。
恥の多い人生で、生きていくのが辛い。
私は私自身が嫌すぎるのだ
反面、どうしようもなく死にきれない自分がいるのだ。
特にグレることもなく学生生活を過ごし、可もなく不可もなく仕事を全うする。真面目に働いて生きてる私に一花咲かせる可能性を、馬鹿だから期待してしまうのだ。
「あの時は辛かったけど、乗り越えました」とメディアで一筋の涙を流しながら、インタビューに答える自分を夢見るのだ。
だから、私はいっそのこと他人を羨ましがって、自分の生きてる価値や可能性を全否定する。
そしたら、死ねる気がする。
これは、死ぬために書く。
私が他人と比較して、他人のことを心底うらやましがって、この世の中に私がいなくてもいいと実感して、私に絶望してこの世に未練なく死ぬための記録だ。