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鉄の肉塊

作者: 八十八星座
掲載日:2020/01/10

初めて書いた中二の夏...そうだ...俺は遊ぶ約束をすっぽかされて気づいたら書いていたんだった。

東京、いくつもの巨塔はその体表に純白の光を反射させ合い、その間をうねるように走る鉄の道はガタン、ガタン、と規則的に眠気を誘う心地よい音を立てる鉄塊を歯車の様に1秒も狂わず間隔を開けて運ぶ。


そしてその巨体を動かす為濁流の様に犇めき合う人々は善、悪、又は何か大切な物の為、せっせと己の利益を追求して動きだす、その末その過程など気にせず、隣に寄り添い歩いて来た仲間でさえも同族である事を忘れたかのように蹴落とし合う様は善、悪など只の建前である事を身を持ってこれでもかと証明する、いやそもそも建前など考えずただ目の前にある耳障りの良い情報に耳を、身体までをもさずけ、平和だの、愛だのとその知性を泥水に浸し只、己のひと時の悦楽に浸る人々のなんと多い事か


そんな人々の利益追求と言うのもおこがましい欲望の塊は【鉄の肉塊】を創造し、その肉塊は只、己の身体を広げんとすべく空に巨塔を伸ばし、湿った大地にアスファルトを広げ、幾千もの歴史を刻みし地下に己の血管を生やす。時にその身を広げ、時にその身を腐敗させ、それでもなを同じ事を繰り返す。

果たしてこれに知性などあるのだろうか?知的生命体?笑わしてくれる、野獣、この言葉がしっくりくるだろう。

しかし誠に遺憾ながらその欲望の塊はさもエーリュシオンの様に美しく輝くのである。

或いは文明から離れた者が見れば異質、混沌

まるでタルタロスの腹の中の様だと表現するのだろうか?

東京、腐った水の中で泡沫が弾ける様に

希望、絶望或いは対照的に出来ない様な複雑な事が生まれては消える。

ある者には美しく、又ある者には醜く姿を変えるその大都市にまた、白群の空と共に夜明けが訪れるのであった。

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