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4話

レイもすっかり落ち着いて、まったりとした空気が流れているが、聞くことを聞いておかないと先に進まないと、アイヴィスは一口紅茶を飲んで、質問へと移行した。


以下がその質問内容と解答である。


質問1、「どうして勇者になった?」

解答1、「顔も覚えていない父親が名だたる聖騎士だったらしくて、その血筋のせいで力が強かった俺に目をつけた国家から将来有望視されたから?」

……何で疑問系だ?


質問2、「どんな幼少きを過ごした?」

解答2ー1、「ひたすら剣と魔法の勉強……修行? 現役の騎士を相手にさせられてたから身体中消えない傷痕だらけだし、逃げようとしても勉強の時以外は城に与えられてた自室に監視付きで閉じ込められてたから、子供の俺じゃ逃げられなかった……」

……児童虐待と監禁じゃないのか?

解答2ー2「それに、魔導師っていえばいいのかな、白髭の爺さんたちに俺の力が国を救うだとか、その力は世界のために使われるべきだとか、しつこく言われ続けてたかな」

…洗脳…………?


質問3、「連れていた仲間は?」

解答3、「仲間というか……。国が魔物討伐組合に依頼した連中、だったかな。当然俺のいうことなんか聞かないし。むしろ除け者扱いされてた」

それ、最早国家絡みのイジメだろう……‼


「ーーで、現在に至る?」

現在とは、いうまでもなく魔王と仲良くお茶していることである。


アイヴィスはやるせない気持ちを隠せずに、顔を隠すために目頭に指を当てて俯いた。


……なんだろう、この子すごく不憫すぎる……‼

2018年、最後の小説ですが、色々と中途半端です……

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