異常その1
朝起きゲームをつけたまま寝たことに気づき本体に手を伸ばしクールダウンさせるべく電源を一旦切ろうと思ったが画面はフリーズし本体は火が上がりそうなくらい熱かった。
「やっべ、なんだこれ?!熱持ちすぎだろ…あーあー、HDとか熱で逝っちゃってたりなんかしたら最悪だなぁ…とりあえずブッチするか」
そう言い電源コードを引き抜いた。すると画面はゲーム起動前、本体は徐々に熱を吐き出し少しずつだが冷めていった
ゲーム機本体はほぼ熱が冷め俺は一枚上着を羽織りコンビニに出向く
「3日貫徹する予定だったのに仕事疲れがでて寝ちまったからなぁ…また差が開いてんだろうな…はぁ…」
オンラインゲーム廃人の俺としては他人とのスペック差などを気にしがちで他人の方が良い装備や強い魔法や技など覚えてると嫉妬に似た感情が溢れてくる。
コンビニに着いて何を買うか品定めしてる最中に店員同士の会話が耳に入ってきた。
『お前PFO買った?俺さぁ~今〇〇なんだぜ!!』
『お前まじ?結構進んでるなぁ』
俺は心の中で「………ふ、馬鹿め俺はさらにその先にあるわガハハッ!!」と1人張り合いつつおにぎりを4つ、弁当を1つ、パンを2つ、徳用ポテチ2袋、板チョコ2枚、強カフェインの炭酸ドリンク5本、お茶2Lを2本カゴに詰めレジに向かった。
『ピー、ピー、ピー、3852円です。』
意外と高く着いてしまった。
3日分の食料と飲み物を入手し急ぎ足で自宅へ戻った。
「さてさてさーて、始めますか!!」
そう言いながらおにぎりに1つ手を伸ばし包装を剥き一かじり、咀嚼し飲み込んでおにぎり1つを完食し本体の電源を入れた。
「今日はガンガン進めよう、まずはギルド掲示板でも見るか。みんなの進捗も気になるし」
そこに書かれていたことは俺の事だった。
『チェイサーさんどんだけハイペースでやってるんですか?』『ストーリーは進めないんですか?』などと書かれていて自分のステータスを確認して見るとLv.60に達していた!?。
「は?!??!なんでこんなレベル上がってんだ?バグか?異常な熱もってたし…それだとしてもちょっと変だな…まぁいいか、手間省けたし」
俺はバグが起きたと言う解釈で自己完結した。
ギルド内で一言発した。
『寝ずに敵倒しまくってとりあえずレベルだけはあげといたんすよ^〜』といいその後はギルド内の人達とストーリーをガンガン進め中ボスらしき物までは倒した
ゲーム開始2日目 現在AM11:42 Lv.64 PN:Chaser ¥912450コル
同時刻最高ランカー Lv.69 PN:キングダム
「おぉ〜上には上がいるもんだなぁ」と一言。
ここで昼時が来て胃にあったおにぎりは消化され腹が減り弁当を手に取り蓋を開け合掌し食べ進めつつゲームも進行させた。
ここまではまだ序章に過ぎなくここから俺自身に認識できないことが起きる…
ご視聴ありがとうございました。
働きたくなかった俺はオンラインゲーム廃人になってしまい気が付いたらゲームの中に自分がいた?!はここから急展開が起きます。
4話をお楽しみに!
毎日夜8時までに投稿します!