廃人活動記録
ーーーー俺の名前は國島 愁。
今流行りのVRオンラインゲームにハマりすぎて廃人になってしまった。
元々高校を卒業してバイトをし肌に合わなくてすぐ辞めてしまいまた違う所でバイトをし、そんなようなことを繰り返し給料日毎に新作ゲームソフトを買ったりゲーム環境を広げるべく必要なものなどを買い揃え自堕落な生活を送っているゲーム廃人22歳♂だった。
ある日ネットやSNS上で話題沸騰していた新作ゲームを買うべくカプセルホテルの受付でバイトをしていたが発売日が給料日前だったため急遽派遣の日当9000円もらえる仕事を二度した。
日当の仕事に行き、貰った18000円を握りしめ仕事帰りに近所のゲームショップに駆け込んだ。
「えーっと…新作新作……、あ、あった…!」
残り2本しかなく間に合ってよかったとホッとして自宅へ帰ったのだった。
家に着いたら父と遭遇してしまい俺は目を逸らし自室へ行こうとしたが父に
「待て愁、またゲームか?お前は社会人としての自覚はないのか?」
と一言、厳格な父は俺に就職をして働けと会うたびに口にする。そんな父が苦手でとても嫌いだった。
「あーはいはい、わかってますよー」
俺はそう言って父の言葉を一蹴し階段を急ぎ足で登った。何故そんな態度をとったかなんて言うまでもないだろう、だって今俺の懐には新作のゲームがあるのだから。父の話をまともに聞いていたらいつまでも話が続いただろう
部屋に戻りまずは電気をつけ服を脱ぎ散らかし無地の灰色スウェットを上下を着、PW4を起動し入っているディスクを取り出し買ってきた新作ゲームを読み込ませインストールが始まった。
「3日貫徹だなこりゃ⤴︎⤴︎⤴︎あ、バイト先に胃腸炎になったから1週間出れないって連絡しなくちゃ⤴︎⤴︎⤴︎」
1週間みっちりのやり込む為にサボる口実を考え仕事先に連絡をした。
俺の仕事をサボる理由を考え演じるスピードは秀逸過ぎると自負している。
このパターンはいつもと同じだ、自分の欲しかった新作ゲームが出る度仕事の事を忘れてしまい熱中しクビになってたり自主的に辞めてしまうがまた別の仕事をすればいいなんて言う穿った考えで生きてきた。
「愁〜?」
と母が一言俺の名前を呼ぶ
「ここにご飯置いとくね!」
「ありがとう、食い終わったら洗って戻しとくよ」
母は俺に優しくそれに甘えてしまう
ここまで説明が長くなったがいよいよインストールが終わった様だ。
俺はVR付けゲームを起動した。
ご視聴ありがとうございました。
2作目のこの作品は前からやって見たかった異世界転移ものを書いて見ました。
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