プロローグ
ゆっくりマイペースでノロノロと
投稿していこうと思います!
皆様、あたたかく見守りつつも
色々なご意見ございましたら
どんどん下さい!
精一杯お応え出来るように頑張ります!
ある日・・・
ある王国の王家で双子の赤ん坊が産まれた
人々の期待と喜びの中で誕生したのは
”英雄”と呼ばれるのに相応しく
天使のような青い眼
そして黄金の髪
”英雄”を通り越して”神の使い”と呼ぶ者さえいたそうだ。
その子供が後に
【世界を脅かす存在】
となることも知らずに……
また、その双子の片割れとして産まれたのは
人々の絶望と悲しみを一身に背負った
”悪魔の子”だった
それはこの国の不吉な伝承にある
”悪魔”というバケモノと同じ姿をしていた
人々を恐怖に陥れたその姿は
血のように赤い眼と
この世の者とは思えないほどの真っ白な髪だった
国民は毎日のように
「悪魔を処刑しろ」「その子が世界の終わりの象徴だ」
と言って城を取り囲んだ
双子の母親である女王は
悪魔の子の代わりに
「自分の命でこの子が生きるのを許して欲しい」
と言って自殺してしまった
国民から多大な信頼と羨望を受けていた女王の取った行動により
国民はそれ以上何も言わなくなった。
しかし
悪魔の子は生きるのを許された代わりに
自由を奪われてしまった
父親である国王に
地下に幽閉されてしまったのだ
だが、その悪魔の子の存在を後に
【平和をもたらす者】
と人々は言わざる終えないこととなる・・・