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獣耳美少女は親切

我慢しておこうと言ったものの


この狭い空間に男俺一人かなりキマヅイ状況だ


とりあえず自己紹介でもしようと思います


「えっと、あのリアネさん僕らの自己紹介がまだでしたよね?」


「あっ、そうでしたね」


「俺はカサイ・ユウマと言います気軽にユウマとでも呼んでください」


「わかりましたユーマさんですね覚えましたよ」


「アタシはヤエガシ・リンだ短い付き合いかもしれねぇがよろしく頼むわ」


「リンさんですね!覚えましたよ!」


「自己紹介はほどほどにして少し聞きたい事があるんだよ」


「なんでしょうか?」


「アタシらは遠い国からやってきたんだよ、だからこの国やお金の事がよくわからない教えてくれないか?」


「そうなのですか?確かに見たことがない服装ですね」


そう二人とも学生服のままなんだよな


あきらかに怪しすぎる


「ですが今日はもう暗くなってきているのでお急ぎでないなら明日にでもゆっくりとお話しましょう」


「だな、アタシも少し疲れたしな」


えぇ、これで少しなのか何だか俺は精神的にもかなり疲労してしまったぞ


今日はリアネさんに甘えてゆっくりと休むとしよう


互いに別の部屋に別れ体を休めた次の日


リアネさんが用意してくれた軽めの朝食をとり


ここがどのような場所なのかお金はどんなものを使っているのか


興味がつきる事のない話題だったのだが


八重樫さんは聞きたい事が聞けた後は暇そうにくぁ~と欠伸をかいていた


「この領地のを治める領主様は寛容な方なんですよ、ですので冒険者ギルドなども比較的多い方ですね」


「なるほど、冒険者ギルドなるものがあるとフムフム」


ギルドなら依頼とかもありそうだしお金とかはなんとかなりそうかも


「とりあえずピピットの町に言ってみるしかないなぁ」


とにもかくにもゴッドカンパニーとかいう組織に接触するためには町にいかないといけないよな


近くの町にあのウサギがいると願って


「よっしゃ!そうと決まればピピットの町にいくか!」


えぇ、そうと決まればって何!?もう行くのかよ即断即決みたいなのはやめてくれ~思案して~


「昨日聞いたとおりでいいのかな?」


「もう出て行くのですか?確かに今はお昼前なので今出れば夕方にはつくと思いますが」


「おう、世話になったな一宿一飯の恩義覚えてたら返してやるよ」


なんでそんな偉そうなんだ八重樫さん


「少ないですがこれをお持ち下さい私にはあまり必要ではないので」


数枚の銅貨が渡された


「おそらく町に入るのに必要になると思われます、冒険者などはギルドで身分を確認できるのですがお話を聞く限りお二人ともこの国の身分証はお持ちでないみたいなので」


可愛いだけでなく心遣いもできるできた人だ


「悪いな、金は必ず返す」


「いろいろとありがとうございますご親切に」


「いえ楽しくお話しできましたのでそのお礼です、二人ともお気をつけて」


リアネさんにお礼を言いつつ


二人して街道目指し歩きだす


未だ拭いきれない不安を持ちつつも八重樫さんがいるという事で少し安心してしまう


きっと俺一人ではリアネさんは泊めてくれなかっただろう


二人になって少し歩いたところで八重樫さんから声がかかった


「オタ男よぉ、ところでお前の職業って何なのよ?アタシのはもう知ってるだろうが」


「俺は・・・魔法師だよまだファイアしかつかえないみたいだ」


「魔法使えんのかよ便利だな、だったらまぁ~何とかなるか道中守って何てやらねーぞ」


そういいつつどこから持ってきたのか木刀を出しシュッと一振り


「アタシはコイツで戦う事にする魔剣士っつーのか?スキルも使いにくそうだしな」


「自分の身は自分で守れって事でしょ・・・善処するよ」


しかしレベル1のファイアがどれだけ役に立つのか


火種ぐらいにしかならないと思う


先行きが不安でならないけど


「善処するじゃねーよ!やれっつってんだよ!足手まといになるなら置いてくぞオタ男」


何でそんな男らしいんですかね八重樫さん?


はやく町につかないものかね・・・

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