普通のはずの転校生!?
どうも、初めましてこ今回小説は初投稿となります
若輩の拙い作品ではございますが読んでいただけたらと思う限りです。
しかしいざ書こうと致しますとなかなかサラサラとはいかずに2話構成となっております、目を通してくださった方には申し訳ありません…すぐに続きは書きますので。
この作品は短編の様な作品をシリーズ化して書いていきたいなーと考えておりますので、とりあえずこのストーリが完結するまで見て下さって、続きも期待して下されば嬉しいです
それでは何を書けばいいかもよくわかりませんので、本編をどうぞ。
ガヤガヤ ガヤガヤと、朝の教室が喧騒に包まれ始める時間がやってきた。
次々にクラスメイトが教室に入ってきては挨拶を交わしている。
そんな騒がしさが増していく様をのんびりと聞いている私は、寝るとき以外一分一秒たりとも家にいるのが嫌で、毎朝のようにさっさと家を出て、学校でのんびりとしている。
しかし、今日はやけに騒がしい気もする。
こころなしか騒いでいる男女達の顔も、いつものどうでもいいゲームのトークやらをしている時の顔や、下ネタを混ぜたトークのいやらしい顔でもなく…
なにかいいことでもあったかの様に頬が上がり、仕草もどことなくはしゃいでいるみたいだ。
一人の女子が、教室に入ってくる生徒に何かを教えている様も見られる。
流石に少し皆が何をそんなにはしゃいでいるのかと気になった私は、前の席の高崎の肩を叩く。
「んあ?」
と変な声を上げて高崎の体がビクンと跳ねた。
「おおう、どうした?」
どうやら、またウトウトとしていた様で、口元には涎が垂れている。
ツンツンと高崎の口元を指さす。
高崎は慌てたように口元を拭いた。
私はそのうごきをもう何度も見慣れている、毎朝の事だ。
朝礼の号令がかかると同時に跳ね起きて、毎朝のように私に口元を注意される、悪い時なんか机に垂れてたりする。
そんないつもの光景を、ちょっと変わったシチュエーションで今朝も見ている訳だ。
「ねえ、皆が何ではしゃいでいるのか判る?」
そう私が本題を切り出すと、高崎は半目の状態で締りのない顔をして「あー…」とちんちくりんな声を出して上を向いた。
おそらく私が振っかけた議題に対して解答してくれようとしてくれているのだろう。
しかし高崎は余り時間もたたずに答えてくれた。
「多分…転校生のことじゃないかな…しかも女子だって言うからやけに皆はしゃいでいるんだと思うよ」
なるほど、理解出来た。転校生か。
「あー、うん ありがとう」
と、自分でも言った後から意識してしまう程適当に話を切り上げた。
折角質問に答えてくれたのに…後でお礼を言い直そう。
しかし…私はいつもこんな調子だ。
何故か人付き合いは悪くなく、友達も、相手してくれる人もしっかり居る。
❮……………何故だろう❯
しかし、転校生か。
出たよ、転校生。
別に何かを批難しているしているわけでも何でも無いのだが、よく青春小説等にあるタブーにどうしても疑問があるんだ。
今回の場合、転校して来る子は女子だ。
普通なら美少女とかを想像するだろう、きっとうちのクラスの男子たちが想像しているのもそれだ。
そしてその女子をクラスの皆が好きになって誰かが色々なことを乗り越えて幸せになる。
ストーリー自体は素晴らしい、恋愛小説の一つの常識とも言える流れだ、その内容すらしっかりしていれば感動作にだってなれるさ、少なくとも失敗はしない。
だが、こんなことを言ったら本末転倒、身も蓋もないが。
美少女が来るか、普通
もう一つのパターンもある。
何かしら障害を負った子がやってくる、というやつだ
だが、私は知っている。
本当に障害を背負った子は、通常学級には来ない。
うちの学校には特別支援学級がある、少なくともそっちに行くだろう。
または病院だ、私は一度入院経験があり、病院内にあった学校でほかの生徒達と
『絶対に無いよな』
と、意気投合したものだ
いや、そういった作品は見た事あるしね、実際面白かったさ。
でもさ、やっぱり来ないよね。
そして、ファンタジー物の決め手がこれだ。
超能力少女がやって来る
何でだああああ!?
そしたら大前提としてこの学校に関わりのある奴がいることになるじゃないか!
そういう表側に問題を持ってくる奴は隠れとけよ!
どうせ作者もこの中のどれかにしてストーリー持っていきたいんでしょ、わかる。
やりやすいし外さないもんね、こんな事かけるのもサイトだからこそだよね。
そうこう考えているうちに時計の長針はは真下を向き朝礼が始まる。
高崎はさっき起こしたにも関わらずまた跳ね起きて口元の涎を拭った。
いつも見ている肥った、サイドにだけ髪が残っている教師、とってもいい先生。
この先生がお父さんだったらと思ったくらいに。
先生は早速と言わんばかりに転校生の話を持ち出した。
生徒が湧き上がる、立ち上がるものまでいた。
これじゃあ、入ってくる子も入りにくいだろうに……
「おう、静かに、あんまりプレッシャーかけるなよな」
先生がみんなを静める。
表側はおとなしくなっているが、やはり男子は嫌にニヤニヤしている。
「それじゃ、入ってきなさい」
その瞬間、ピタリとみんなの息が止まった、集中しているのだ。
(なんなんだこの空気。)
と、耐えきれずにぼやく。
ガラリと戸が開き、ペタペタとよくあるスニーカーが足を見せた。
そのスニーカーの色は赤っぽく、女子らしからぬ模様だった。
黒板の前まで歩んで来た少女は、髪型はショートカット、かなり日焼けしていて、男子に負けず劣らずの褐色、白肌ばっかり気にしているうちの女子とは違った感じか。
しかし、仕種はそれこそ女子、黒板の前に立つと両足を揃えて手を後ろに回した。
顔は至って普通だ、うん普通、どこかで見た事があるくらいあるあるな顔だ。
まとめるとボーイッシュな感じの普通の女の子って感じだろうか。
「では、自己紹介して」
と、先生が転校生にチョークを渡した。
転校生は明るい声で
「はい!」
と返すと黒板に歩み寄り、少し止めハネが目立つ時で名前を書き連ねた。
少女は振り返り自己紹介を始める。
「皆さんはじめまして!私の名前は村田 享って言います
村田 享さんか、女性にしては珍しい名前だな…
村田さんはニコニコ笑顔で自己紹介を続ける。
「私は千歳からやってました!千歳ではテニスをやってました、あまり上手く自己紹介もできないのでとりあえず…仲良くしてください!」
結構勢いのある自己紹介で、サラッと終わってしまったな。
まあ、明るい感じの普通の子だろう。
と、私が目線をしたに落としたその時だった。
「ああっ!篠原!」
突然村田さんが声を上げた。
それにもまあはびっくりしたが、何よりびっくりしたのが
❮それは私の名前だったのだ❯
「うぇ!?」
私の口から謎の音が飛び出る。
私の顔が驚きで前に向いた途端に村田さんの顔が爛々とした笑顔に変わっていく。
「久しぶりだな!篠原!」
間違いない、私の事を言っているのだ。
しかし、女付き合いも全く無かった私にあんなに仲良い風にしてくれる様な知り合いの女子はいない…のだが。
まずい…
かなりまずい、なんてことだ。
私は…彼女の顔を、よく見ると知っている
如何でしたでしょうか、なかなかいい加減な感じで終わってしまいましたね。
例えるなら朝ドラなどでトラブルがあって
「えええ!?」と言った感じのヒロインの顔のアップで終わってしまった感じでしょうか。
まあ、近々のうちに続きは投稿しますのでよろしくお願い致しますします。