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第三話

あれから三か月が経ちました。

いまでは、すっかり一人で歩けるようになり、言葉もしゃべれるようになりました。

言語も異世界だから違ったのですが、体が知っているようなかのような感覚のおかげですんなり覚えることができました。はやすぎるだろう、なんて声もあるとは思いますがそこは吸血鬼スペックのおかげ。

しかも、真祖の娘である私。生後三か月ながらに、その身体能力は人であったころとはまるでくらべものになりせん。

あ、さらっといいましたが、今世でも性別は女でした。更に付け加えておくと、私の両親も女でした。

二人ともです、二人とも。このことは、自分の種族が吸血鬼であったということよりも驚きましたね。

このことを、この世界では普通のことなのかとそれとなく母親(リビドゥム)聞いてみると

「他の種族のほとんどは、雄と雌で子をつくっている。だが、我ら吸血鬼は究極にして至高の存在。

同性同士で子をつくることなど造作もないのだ」

と、あくまで種族柄ということがわかりました。ちなみに、この世界の吸血鬼は日光が弱点だったり、にんにくが苦手だったりはしないそうです。ただ、銀、正確には聖銀というものが弱点らしいです。

しかし、聖銀は錬成にひどく手間がかかる上に脆く吸血鬼以外では霊系の魔族にしか効果はないのであまり出回ってないとか、しかも上位の吸血鬼には聖属性に対してある程度耐性がつくので対吸血鬼に絶対の武器というわけではないようです。

ああ、それと肝心なことを忘れてましたね。

私は、今世ではアマービレ・グランツィオーゾという名前らしいです。名前はともかく、家名のほうは

いいにくいですね。他にはさっき言った通り、種族は吸血鬼で、容姿は、髪は銀髪で目は紅。

スタイルに関してまだ幼女なので保留ですかね。母親二人が、別方向にスタイルが優れているのに加えて

吸血鬼は美男美女がデフォルトなのでそれほど心配はしていませんが。

母親二人の容姿に言及しておくと

リビドゥムのほうは、背は174cmという長身で胸はBほどで、腰つきは細く、お尻もそれほど大きくなく、足も長いというまるでモデルのような体型で、長い銀髪が相まってものすごい美人である。

母親でなければ、間違いなく口説いていたあろう。

テネレッツァのほうは、背は150cmほどで胸はD、いやEはあるだろか。腰はリビドゥムと比較すると少し太いがそれでも十分細いほうでお尻は大きい、まさに女性的な体型をしている。髪は黒色ショートカットである。幼さを残す顔立ちと相まって、なにか犯罪的なエロスを感じるところを本人の母性溢れる

雰囲気で中和されている。こちらも母親でなければ、間違いなく口説いていたであろう。

ちなみに、二人の母親のことは、リビドゥムを母上、テネレッツァを母様と呼ぶことで呼び分けている。

他にも、私付きの侍女や教育係、騎士団長に宰相などもいるのだが、その紹介はまた今度でいいだろう。

母親2 テネレッツァ・グランツィオーゾ 238歳

元々は、リビドゥム付きの侍女だった。

リビドゥムの様々な無茶に振り回されていくうちに、最初は呆れていたが段々

惹かれていき、結ばれた。

リビドゥムほどではないが、吸血鬼至上主義者。とはいえ、吸血鬼は総じてプライドが高く、皆が多かれ少なかれそういった考えを持っているので、テネレッツァやリビドゥム達が異端というわけではない。

戦闘力は、Aランクほどで吸血鬼の平均より高いがそこまで強くない。

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