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初勝利!

更新遅くなりました。

ではでは続きを始めましょう!

さっきまで歩いていた小道はどこかに消え去り深い森へと変わっている。


「けっ携帯!...なんで圏外なんだよ!」


焦りと苛立ちに任せ携帯をたたきつける。その瞬間鈍い音ともに辺りから光が消える


「あっ!携帯...どこいった...あった!」


暗闇に落ちた携帯を何とか見つけた彰は愕然とする

(終わった...帰り道もなくなってしまったし携帯も壊れた、周りにはさっきのやつがいるかもしれないし

会ったら間違いなく殺される...でも...)


「しょうがない!何とかなるさ!」


(帰り道はなくなったが進める道はあるしどの道圏外の携帯なんて使い物にならない、さっきの奴も俺を見つけられなかった

つまりまた来ても隠れれば何とかなる!ナイフだってリーチ短いんだから棒で牽制すれば何とかなるハズさ!)

絶望的な状況に彰は持ち前のポジティブと現実逃避により目の前にある道に歩を進める。

薄暗い森の中さっきの赤い肌の小人について考える

(変な形のナイフ持ってたよな~錆びてたけど確かククリナイフみたいだったなゲームでよく使ってたから

知ってるが...ナイフっていうか鉈みたいなものだからこんな木の棒なら耐えられないし斬られるだろな...相手がナイフ持ってたら武道有段者でも危ないって聞いたし逃げるしかないな!だが、足はそんな速くない少なくとも俺の方が早いが、持久力では負けるだろうから逃げきれないだr...)


「おっ草原だ!」


目の前のやっと開けた草原に出た彰は思考を切り替え、周りの安全を確認し弁当を広げた


「早く食わないと痛むだろうなあいつ出てきたら食えないかもしれんし」


ちょっと奮発して買ったロースカツ弁当であったが逃げる時に落としたりしたせいで崩れているが、仕方ないとため息をついた時、彰は近づいてくるものを見つける。


「またかよっ!」


警戒を続けていたおかげで奥から走ってくる獣にいち早く気が付くことができた彰は半分残った弁当をそのままに走り出す。

(チラッとみたが犬っぽい、木の上行けば登れないはず...)

走りながら登れそうな気を見つけ飛びつき何とか登り、獣の姿を見る

遠目ではあるが緋色の毛皮のサイズは大型犬ぐらいに見て取れる、その獣は

美味しそうに残された弁当を食べている。


「俺のロースカツが!...あっ」


つい出てしまった声が獣の視線を惹きつけ目が合った。

そしてゆっくりと彰の登っている木ににじり寄ってくるが木の根元にてけたたましく吠えながら幹を前足で削るだけだった。どうやら登れないようである。


「ふぅ~まずは一安心か」


安堵の溜息をつき改めて状況を確認する。

(結構でかいが一匹だけで周りにはほかの個体はいないみたいだな...木の棒だけで行けるか?)

そう思考した彰はおもむろに目の前の獣に棒を振りかぶる、が。

獣の顎につかまり呆気無く唯一の武器を奪われてしまう。

(これは...終わったっぽいな~)

ちょっと弁当を買おうとしていただけの彰が持っているのはカギと携帯と小銭だけ、武器になりそうなものなど持っていないのは当然である。

諦めて空を見上げて獣の興味が尽きるのを待とうと思った彰の目にあるものが映る

(栗だ!毬栗だ!行ける!)

木に生る毬栗を獣相手に投げつけるHit!キャンと小さく鳴き怯む獣に罪悪感を覚えながら

次々に投げていく数個投げたところで獣は尻尾を下げて走り去っていく


「はっはっはっ!我、大勝r、ひぃ!」


調子に乗り勝利の声を上げた瞬間彰の目の前に何かが垂れ下がってその舌が彰の頬をなで、驚いた彰は木から転げ落ちるのであった。

にしてもしまらない主人公である(笑)

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