第7話
今回はレント視点です!
<レント>
魔物の声だ。これは相当大きいだろう。人間の中でも強いやつが集まってやっと倒す位の。
俺がこのままでも倒せるだろうか?
*****
いけない!
相手は俺の同族だ!
おまけにランクも中の上。
このままの俺では倒せない。
でも、本来の属性にしてしまったらもうもとには戻れない。
俺は人間に害をなすドラゴンだから・・・・・
「レント!」
インナがこちらを向いて俺を呼ぶ。
ーーーそこに表れるのは一瞬の隙。
そいつは大きな牙をインナに向ける。
「インナ!避けろっ!!」
ザシュュッ!!!!
間に合わなかった。
インナは傷ついた。
やったのは誰だ?
俺の同族のドラゴン?
そんな事知らないね。
俺が知る事は、そこにある事実は唯、一つ。
ーーーあの同族がインナを傷つけた。
ならばやる事は決まっている。
王都で唯一俺を見ていた。
俺の力でなく、俺を見ていたあいつのために。
俺がこのドラゴンを殺る。
それだけの事だ。
でもあの傷ではインナは助からない。
俺が契約すればいいのだが、勝手にやることはできない。
契約のときにはらう対価は二種類ある。
魔力と真名の二つ。
魔力ならば勝手にできるが、俺は魔力などいらないしな。
真名ならば契約者によんでもらわなければならないから、意識のない者と契約できない。
インナが起きたらきっと契約しよう。
やっと、ドラゴンが出ました。
と、いうか出せました。
十話いく前にだせてよかったです!
さて、今回は気分を一転。レント視点に変えてみました!
・・・・・何か重いですね。
次回はインナ視点です!
読んでくださりありがとうございます!
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