依頼が来たようです。
氷牙さんは過去に何があったのでしょうか…
氷牙side
柘「おっ…襲われたぁぁぁぁ!!!?」
朝食を食べながら昨日の話をしているのですが…食事中は静かにしていただきたいものです
鈴香「家がね」
氷「誰かさんがすやすやと眠っている間、僕達は泥棒を…」
柘「悪かったっすね!鈴香、大丈夫だったんすか!?」
全く…大丈夫だからここにいるのでしょう
鈴香「うん。氷牙が守ってくれたからね」
柘「!?この皮肉野郎がっすか!?」
氷「…皮肉野郎で悪かったですね。御馳走様でした」
柘「…可愛くねー」
別に可愛くなくて結構ですよ。そんな風に思われたくないですし
鈴香「氷牙…あんまり気にしちゃダメだよ?」
氷「大丈夫ですよ」
…はぁ…何時までも僕は子供扱いです。年が1つしか離れていないのに…
氷「おかしいですよ…」
柘「やっぱり気に入らないっす…」
鈴香「仲良くしなきゃダメだよ~?」
ピンポ-ン
氷「…依頼でしょうか」
鈴香「…どうぞ」
?「あ、えーと…すいません」
柘「らっしゃいっす!」
鈴香「居酒屋かい?申し訳ありませんね。お掛けになってください」
?「は、はぁ…」
入ってきたのは40代だと思われる主婦の女性。この時点で大体分かる。
鈴香「浮気調査、ですね?」
主婦A「はい…最近夫の帰りが遅いので心配で…」
鈴香「なる程。では、調査についてですが…」
鈴香が色々聞いているのを僕はまとめていく…よくあるパターンの話のようだ
鈴香「~~ですね。分かりました。では調査を始めます」
主婦A「あの…代金の方は?」
鈴香「後払いです。値段の方は~~円程でしょうか」
主婦A「は、はい…分かりました」
もう結果は読めてるのですが…一応調べます。仕事ですから
主婦A「では、よろしくお願いします…」
鈴香「はい。明日には結果が出ますよ」
ガチャン
柘「…ふー…久々の依頼が浮気調査っすか」
鈴香「私達にかかればすぐに解決よ!さっそく調査!調査!」
氷「…はぁ」
見たところあの人は結婚生活7年目…何故人は人を信じようとしないのか。
氷「愚かなものだ…」
柘「?何か言ったっすか?」
氷「いえ、何も」
本当に……何故信じてくれないのでしょうか…
きっと誰も見ていないでしょうね。コレ。