朝昼夜。今日を生きるあなたへ
生きていると、頑張らなければならない日があります。
けれど、人はいつも強くいられるわけではありません。
この詩は、忙しい毎日の中で少し疲れてしまった私へ向けて書きました。
でも、これが誰かの、ほんの少しでも、心を休める時間になれば幸いです。
※追記
少し早いかもしれないけれど、もうお休みします。
寝る前にカーテンを閉めようとしたら、雲ひとつ無い空に浮かぶ満月ひとつ。
嬉しくなりました。ありがとうございます(*人´ω`*)
『朝昼夜』
──朝が来る。
窓の外では鳥が鳴き、まだ少し冷たい風が、眠りの名残をそっと揺らしていく。
けれど朝は、誰にとっても希望の色ばかりではない。
起き上がるだけで精一杯の日もある。
今日という一日を思うだけで、胸が重くなる朝もある。
それでも朝は責めない。
昨日より元気でなくてもいい。
大きく前へ進めなくてもいい。
ただ目を開けて、ここにいるだけで十分だと、朝の光は静かに告げている。
──昼が来る。
人はそれぞれの場所へ向かう。
働く人。学ぶ人。誰かを支える人。懸命に生きる人。
そして、立ち止まる人もいる。
見えない荷物を抱えている人もいる。
他人には分からない事情。口にできない不安。捨てられない責任。ほどけない縁。
昼の世界は忙しく、時に人を急かす。
もっと頑張れ。もっと早く。もっと強く。
そんな声が聞こえてくることもある。
けれど本当は、人にはそれぞれの歩幅がある。
飛べる鳥もいれば、羽を休める鳥もいる。
遠くまで渡る鳥もいれば、途中の枝で風をやり過ごす鳥もいる。
どちらも間違いではない。
風に逆らい続ければ、 翼はいつか傷ついてしまう。
だから疲れたなら、少し休んでもいい。
立ち止まることは、諦めることではない。
明日のために、今日を守るという選択もある。
──やがて夜が来る。
賑やかだった世界は静まり、 空には星が浮かぶ。
夜は不思議だ。
昼の間は平気だったことが、急に寂しく思えたりする。
忘れていた後悔が顔を出し、遠い記憶が胸を叩くこともある。
「あれで良かったのだろうか」
「もっと違う道があったのではないか」
そんな問いが、暗闇の中で大きく見える夜もある。
けれど夜は、答えを急がせない。
答えが出ないまま眠ってもいい。
解決しないまま朝を迎えてもいい。
人は機械ではない。
傷つく日もある。迷う日もある。何もできない日もある。
それでも生きている限り、物語は終わらない。
朝が来て、昼が過ぎて、夜が訪れる。
その繰り返しの中で、私たちは喜びも悲しみも抱えながら生きている。
しがらみがあり、責任があり、失ったものがあり、手放せないものがある。
けれどそれらを抱えながら歩くあなたを、誰かが見ている。
たとえ誰もいないと思う日でも、空は見ている。風は知っている。季節は覚えている。
だからどうか、今日の自分を責めすぎないでほしい。
遠くまで飛べた日も、飛べなかった日も、どちらも確かにあなたの人生だから。
疲れたら休もう。
泣きたいなら泣こう。
笑える日が来たら、その時は笑おう。
朝も、昼も、夜も。
あなたがここにいることを、静かに肯定しながら、今日という一日は流れていく。
私は、ひとこと言葉をこぼす。
「おつかれさま」、と。
朝が来て、昼が過ぎて、夜が訪れる。
それは当たり前のようでいて、実は誰にとっても同じではありません。
頑張れる日もあれば、休む日もある。
この詩が、「立ち止まることも生きることの一部なのだ」と思い出すきっかけになれば嬉しく思います。
どうか明日も、あなた(わたし)の歩幅で。m(_ _)m




