能力の確認
なんでこんなに強いんだ?ってのは置いておくか。
気にしてたら長くなるだろうし。
ひとまず、病み上がりでも一応クエストは受けないとな。
レックスさんはいいよいいよ、と言うかも知れないが自分だけ王国で寝とくのも違うだろう。
それに、色々とお世話になったしこれから先も足を引っ張ったらダメだろうしな。
*
「いゃぁ大丈夫。病み上がりだろ?ひとまず自由に過ごせばいいさ」
「しかし、俺は…」
「確かに、ギルドの一員である限り任務にはいかなければならない…強くなりたいならば訓練もしなければならない。だが、時には体を休めることも大切なんだぞ?無理をしすぎて体を壊した若者を何人も見てきた…君にもそうなって欲しくない」
そう言われると…まぁ確かにそうかも。
要は体を作れってことだ。
修行は強くなるために必要だ。
でも、それをするためにはまず体を作り上げないといけない。
体の弱い男が運動をしても長続きしない事と同じことだ。
だが、病み上がりと言っても至って健康だ。
まぁ前の世界とは違って今の世界の世界ではそういったところが違うのだろうか。
はたまた、何かを隠してるからギルドの任務に入れさせようにないのか。
どっちなのか分からないが、ひとまず休んでおこうか。
そして、ギルドの任務に行ったレックスさんたちを見届けた。
*
そして俺は夜になり、ゆっくり寝る__訳もなく個人で任務しに来ていた。
いやぁなんかな、寝るだけじゃ暇だし訓練所も他の奴が使ってたから狩るしかないなぁと思ってな。
そして今ゴブリンを狩りまくってるって訳だ。
ゴブリン程度なら俺にも倒せる。
まぁ、一体一体にかかる時間は多いいが。
それで居て数も多くて群れで追いかけてくるから今絶賛ピンチだ。
くっそ~耳の採取もろくに出来ねぇ。
暗殺者のスピードでもこの数の中に突っ込むのは無謀だろう。
どうしたものか?と考えているとけたたましい破壊音とともにゴブリンが吹き飛んだ。
おぉ!助けが来たのか!?と敵か!?という2つの考えが頭をよぎった。
結果、敵だった。
「おいおい…なんでオークがいるんだよ…」
やべぇって。オークはC級だ。
俺E級。つまり、戦かう=死。
交渉する=死。逃げる=生だろう。
まぁ相手はただの剣を持ってるし大丈夫だろうかここで倒せばいいだろう。危なくなったら逃げる!
「さぁて…」
さぁ…どう来る?
あの目玉を狙えば…なんとかなると思うが…。
「ぐおぉぉおお!」
オークが叫びながら剣を振り上げた。
それを容易く避けて腕を登る。
「HAHAHA!でかい豚ごときが暗殺者のスピードに追いつけるわきゃねぇだろ!」
そんな威勢のいい事を言って挑発した。
そして、オークの攻撃を避けて頭向かって短剣を突き刺す!
そして金属が割れる音がして短剣が折れた。
唖然としてるとオークに掴まれて口の中に入れられて噛み砕かれた。
……………
よし、これで計画通りだ。
そう考えていると、俺の頭の中にこんな声が聞こえてきた。
『スキル《モブ》の能力『残機』を発動します』
・残機
現残機数:1
『続いて死亡耐性『オーク』を追加します』
・死亡耐性
対象モンスター=オーク
*
よし!生き返った!
って痛!
痛すぎんだろこれ。
噛み砕かれた感覚が残ってんのか…うぅ頭一撃でやられて良かった。
ひとまず、わかったことはある。
俺のスキルは蘇生だな。
まぁあと二回しか生き返れないし、そもそも回復には魔力を使わないと行けないみたいだが生憎と俺の魔力は馬鹿みたいに少ないからな。あとオマケとして痛みが残るというね。
まぁ残機を回復させるまでの魔力を持ち合わせてないし、魔力増加の訓練をしないとな。
まぁ、これでオークに対する耐性は着いたがここでひとつ俺は気づいた。
こいつ、固すぎて短剣が折れたんだか?
まぁ、ゴブリンの死体を食ってる今がチャンスだ。
俺はすぐさま逃げた。
気づいてよってきたが無駄無駄無駄!
さっきも言ったがデカイ豚如きが暗殺者のスピードに追いつけるわきゃねぇのさ!
「ははは、ざまぁみろばぁぁか!」
そんな威勢のいい事をいいながら直ぐに逃げた。
内心、ビビり散らかしてるが。
*
王国についてギルドに雀の涙程の耳を渡したあと、すぐにベットに入った。
逃げる前に少しだけくすねて正解だった。
今日の一環で力不足を痛感させられたが、報酬もあった。
スキルの詳細。それと出てきた謎だ。
なぜ《鑑定》でなぜ出てこなかったのか分からない。
もしかして、こういった隠れた能力があるスキルは《鑑定》でも出てこないのか?
だが、考えても仕方がないな。
俺はこのスキルをもっと伸ばす。そして、自分も強くなる。そして、魔王を倒して元の世界に戻ること。これらを目標にするか。
そうして、俺は目標を立てた後、眠った。




