第57話
わたしは皇族の姫
今日は日本探索者学園へ行き、いつも通り講義を受ける。実習もあったけど先生へは公務があると言い昼からは皇族本家へと行く予定。
日本各所にある探索者学園は探索者資格を取るための国立高等学校という扱い。
そして新たに義務教育として入学が今は義務づけられているわ。
どこの国も優秀な探索者が国の生命線になるから。
けど、みんながみんな探索者になるわけではないから適正が無い人達はわりとすぐ退学し、普通高校へ編入していく。
探索者の適正があれば高等部3年間は義務教育となりそのあとは自由に選択が出来るの。
でも探索者は国からの補助や待遇がいいから総じて人気の高い職業なの。
そして、適正が低い者は総じて貴族のイジメにあいやすい…
いつまでたってもイジメは、決してなくなることはない…
「よぉ〜!ブタオ!!お前昨日学園やめるっていってたよな!あとなんだその白髪は?カツラか?」
「子爵嫡男様にウソついたのか?ああん?」
「相変わらずキメーんだよ!あ、お前のファイヤーボールが顔面に直撃した動画配信してたらちょっとバズったぞ!」
「や、やめてよwww痛いよwww
う、うん…カ、カツラだよ!
学園はやっぱりやめないことにしたんだ。
てか友達になろうよ!!」
子爵嫡男に蹴られている、ふくよかな劣等生。
子爵嫡男 ステータス
ランキング114514→114515
Dランク
レベル12
体力 89
魔力 99
攻撃力 63
防御力 59
素早さ 59
魔術 火
スキル 身体強化
わたしは呆れた…
昨日の今日でまた同じ人達が同じ人をイジメているわ。
イジメの主犯格は子爵嫡男。
イジメられてる子はふくよかな劣等生。
魔力も無く探索者の素質が全く無い男子…。
昨日、自殺かマジックかよくわからなくて男子寮から飛び降りしてた子だったわ。
わたしはこの男子に学園をやめるようきつく進言したはずなのに…
だけどわたしは今起きてるイジメを止めなかった…
ふくよかな劣等生には悪いけど、痛い目をみて探索者はもう諦めたほうがいい…
命を落としてしまう前に。
また昨日みたいに子爵嫡男が致命傷になる魔術を使い殺害しようとしたら、さすがに止めにはいるけど…
一応マナー違反だけどこっそりイジメられっ子のステータスをメガネ型魔導具で鑑定してみてみる。
ブタオ ランキング無し
Fランク(初心者)
レベル1
体力 2
魔力 0
攻撃力 3
防御力 10
素早さ 1
魔術 無し
スキル無し
うん、1階層の最弱スライムにも負けそう…
「やあ!こんにちは、なにしてるの?」
と、わたしは後ろから声をかけられた。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




