第54話
わたしは皇族の姫
ギルドマスターから、Sランクダンジョン以上のエネルギーが学園内に発生したと言われる。
わたしはAランクダンジョンすらまだ踏破出来ていないのにと、いえ…今まで誰も踏破した者はいない…
だから恐怖からか足が震えてきたの。
「あー、コホン…それで推定Sランク以上のダンジョンだが…ダンジョンコアの反応がもう消失しているんだ…」
「え?」
ギルドにはダンジョン発生時に感知する魔導具があり、魔力量でおおよそのランクと発生場所がわかるの。
遠くからでも感知出来るけど離れていた場所なら発生場所の正確性に少し欠けるわ。
「おかしなことに推定Sランク以上のダンジョンが発生とほぼ同時にダンジョンコアの反応が消失…0.001秒未満内の踏破となる…」
「…」
踏破したらコアは持ち出したり、破壊してるなら魔力を感知した場所から魔力反応が無くなる。
そのままコアを放置で踏破だとコアを守る最終地点のボスを討伐してるため魔力反応が急激に下がり月日がたたないと魔力は回復しない。
けど今回は魔力消失…。
破壊かコアの持ち出しになる。
しかも0.001秒未満の踏破って…?
「いや、わかる!俄には信じ難い!!信じ難いが事実だ!誤作動でも無く、各国世界中のギルドがいまその件でてんてこ舞いなんだ!」
「は、はあ…」
「あーコホン、結論から言おう。ランキング1位の、ノーネームが推定Sランク以上のダンジョンを何らかの方法で一瞬にして踏破したと結びつけるのが筋だろう。まだ調査中だが、多分世界中のギルドが同じ答えに行き着くはずだ!個人的には伝説の時空魔術の使い手とかで…時間を止めれるとか…?
とか………かもしれんな…知らんけど…」
「…」
時空魔術なんて今まで聞いたことも言い伝えですらないわ…
「そこでだ…君には井の一番に、推定Sランク以上のダンジョンの発見、最優先はノーネームとの接触をお願いしたい。脅威なのか?素性は?日本国の味方になってくれるのか?だ。」
「で、でも…どうやってでしょうか?
名前も、顔も存じなく…」
「ダンジョンの発見はこちらからも調査隊を出す。学園に詳しい者や、学園長にも協力要請する。
ノーネームだが…君の配信で、呼びけてくれないか?ノーネームが男性なら君の美貌でイチコロだろうよ!」
「女性かも知れませんよ?」
「ま、まあ…早急に政府から正式に要請が来るだろう。ギルドも皇族本家に依頼として出す。
これから世界はランキング1位、推定Sランク以上のダンジョン踏破者ノーネームの争奪戦が繰り広げられることは想像に難くない。よろしく頼む。ではこれで。」
「わ、わかりました…」
わたしは怒涛の情報量に目眩から立ち眩みした…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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