第38話
Aランクダンジョン90階層
ここまでに80年かかったブタオ。
90階層で相対したのは英霊だった。
そしてそれは過去の武人だった。
自分の力量により召喚されるシステムエリアで同一人物のリポップは無いと記されていた。
次回からはオークキングしか出ないと
確かキングシリーズは何回もAランクダンジョンのどこかで倒したから今回この90階層での周回は無しだな。
ここまではスケルトンキングやらキングスライムやら、なんちゃらキングばかりだった…
ならSランクダンジョンはエンペラーやゴッド系か?
まあ僕が行くわけではないし今考えても無意味か…
と僕は思考を放棄した。
そしてその武人は…
頭に鉢金、水色の羽織に白袖。背中には(誠)
と書いてある武士だった。
「武士…いや、侍か…佇まいが歴戦の猛者のようだ…ならば!」
と僕は刀を構えた。
侍は左の肩を引き、右足を前に半身に開いた平青眼の構え。
要するに避けらてもすぐ反撃が出来る突きの構えだった。
「なるほど…僕に師はいないからね。自己流で申し訳けど…」
僕は刀を納刀し、抜刀術として構えなおした。
僕はスキルは使わない。
素の肉体で勝負…いや殺し合いだ!!
「参る!!」
と僕も一端の剣術スキル使いだから、これくらいのカッコつけは許してほしい。
僕は刀の持ち手あたりに手を添え、もう片方は鞘を握り駆ける。
そして音速域で抜刀した!!!
だが、侍の突きにより防がれ刀と刀がぶつかり合い、衝撃波が出た。
すると侍は
「ヤッヤッヤッ!!!」
と刀を瞬時に引き高速の突きを僕の急所に放ってきた。
最初の突きは頭あたりで僕の抜刀で防いだが、2撃目、3撃目の喉とみぞおちは躱せない!!
僕は身体を咄嗟に捻りかわすが、みぞおちは貫かれていた。
「グハッ!!!」
と僕は吐血。
まさか三段突きとは…
僕は腹を貫かれた刀を手で引き抜き後退。
「強っ!!けど負けないぞ!」
僕の腹は完全回復によりもう再生し始めていた。
ごめん…チートスキルで…
本来なら素の身体能力、剣技では僕の負け濃厚だが、これは殺し合い。使えるものは何でもつかい僕は生き延びるんだ!
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