第275話
ごきげんよう。わたくしは探索者学園Aクラス、伯爵令嬢金髪ドリルですわ。
わたくしの目の前で、皇族の姫君の侍女が土下座し謝罪しましたわ。
事を荒立てたく無いと判断しましたか。
懸命な判断ですわね。
確かに謝罪としてはもう充分でしょう…
ですが、わたくしは復讐として皇族家の権威を失墜させたいのですわ。
なのでこれは好都合!
「いえ、許しませんことよ!伯爵家を侮辱した侍女の飼い主である姫君様に決闘を申し込みますわ!!
」
わたくしは閉じてある扇子を姫君に突き出しそう言いましたわ!
「正気ですか?あなた如き…いえ、い、一番隊組長さんとわたしの決闘ですか…?」
「姫様!それはダメです!!おやめ下さい!
全てわたしの責任にてございますので!
わたしが全ての責任を取ります!!」
姫君の怒りの冷気が落ち着きましたわね。
逆に今は冷や汗をかいているのでは?
ざまあですわ!
やはり一番隊組長様の実力はわかっているみたいで、戦いたくなのがひしひし伝わってきましたわ。
なんせ日本最強の探索者ですもの。
ただここは学園内。
この会話もクラスメイトは聞いてますし、瞬く間に広まるでしょう…なら
「もちろん一番隊組長様ですわ!わかりましたわ。なら侍女の謝罪を受け入れますわ。
でしたら模擬戦にしましょう。それにそちらは侍女もつけて2対1にしましょう。それくらいの遊戯ならいいのではありませんこと?」
本来下の貴族との決闘は、受けないと面目が潰れるのですけどね(笑)
可哀想だからわたくしは譲歩してあげましたわ。
伯爵家は寛容と学園内、いえ国内に響きわたるでしょう。
今ではこんな落ち目な皇族家は不要なのでは?と、伯爵家を支持するニュースやSNSが爆発的に広まってますの。
伯爵家は国民の声に応えなければなりませんわ!
国民は税金の動きなどには敏感ですからね。
皇族家は税金をじゃぶじゃぶ使い、めぼしい成果は無し。まあ、たまに救助活動をするくらい。
伯爵家は税金を一切受け取らずダンジョンを攻略し日本に貢献していますの!
「く…わかりました…皇族家次期当主としてその提案を受け入れます」
「…謝罪を受けて頂き感謝致します…ですが模擬戦はご再考頂けたらと…何卒…」
わたくしは侍女の発言を無視し
「オーホッホッホッ!伯爵家のチカラを見せて、いえ思い知らせてやりますわ!!」
「まるで自分のチカラのようにいいますね?」
「…姫様?それは以前のブタオのセリフでは?
それはブタオが姫様に言ったセリフですよ……」
侍女がなにやら姫君に耳打ちされましたがまあいいでしょう。
「そうですわよ!これが今のわたくしのチカラです!!なら今日放課後よろしくお願いしますわね!きっと学園中、いえ日本中が模擬戦の結果が気になることでしょうから早めにしましょう!!
オーホッホッホッホッ!!」
笑いが止まりませんわ!
皇族家など伯爵家の下と全世界に思い知らせてやりますわ!!
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




