第274話
ごきげんよう。わたくしは探索者学園Aクラス、伯爵令嬢金髪ドリルですわ。
「言いたいことはそれだけですか?
わたしは急ぐので」
と、皇族の姫君はわたくしを歯牙にもかけない様子。
本当にムカつきますわね!!
「姫様!お迎えにあがりました」
と、姫君の侍女まできましたわ…
「あら?最近の皇族家とは税金泥棒と言われておりますがご存知でしょうか?姫君様?
最近はダンジョン探索もしてないようですし、少しは国に貢献されてはいかがかしら?
わたくしみたいに!
それに皇族家探索者部隊の新入隊員リストみましたわよ。皆様弱そうですし…とくにふくよかな白髪の少年を入隊させるなんて何かのギャグですの?
ふくよかとは弱者の象徴。
そんなことに国民の税金を無駄遣いしないで下さいませんこと?」
ちなみに皇族探索者部隊や新入隊員はホームページでリストや経歴が見れますの。
「ブタオさんを悪く言わないでくれませんか?」
「不敬ですよ!ブタオはいいとして姫様に対してなんたる物言い!」
と、2人がわたくしに怒ってきたじゃありませんか。侍女はわたくしのこと伯爵家子女と知らないみたいですわね…許せませんわ!
わたくしは扇子を閉じ…
バシン!!!
「あなたこそ何たる無礼!!わたくしは伯爵家の子女ですわよ!侍女という平民の分際で!!
下賤な平民がわたくしになめた口を聞くなど無礼千万ですわ!!」
わたくしは扇子で侍女の頬を殴りましたわ。
「ちょ、ちょっと!なんてことするんですか?」
「は、伯爵家!?ぐ…し、失礼致しました…」
2人がわたくしを睨みます。
わたくしは睨み返し
「ふん!!こんな無礼な者を侍女だなんでお里が知れますことよ!オーホッホッホッ!」
わたくしは手を口に添え笑ってやりましたわ。
「それ以上やるならさすがに許しませんよ?」
「ひ、姫様!わたしは大丈夫ですから…あの伯爵家と事を構えるのは得策ではないです!!」
「許さないとは?まずはわたくしに誠心誠意謝罪なさい!
飼い犬の躾がなっていなかったと!姫君様?
それが筋では?」
ちょっと寒気がしてきましたわ…
姫君は氷系統の魔術使い。
けど今のわたくしはそんな虚仮威しは一切効きませんことよ!なんせ一番隊組長様がいますから!
「金髪ドリルさん…あなた一番隊組長さんをお抱え探索者にしてからずいぶんと変わられましたね…謝罪はしません「申し訳ございませんでした…。伯爵家ご令嬢とはつゆ知らず、無礼をお詫び致します。何卒、何卒ご容赦を」よ…」
と侍女がわたくしに土下座したじゃありませんの。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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