第218話
わたくしは探索者学園Aクラス、伯爵令嬢金髪ドリルですわ。
わたくしは翌朝、伯爵邸に住んで頂けた一番隊組長様にご挨拶をしてから1人で探索者学園へと向かいましたわ。
そしてAクラスの教室に入ると…
あら?皇族の姫君がいませんわね…
最近授業をよく欠席されているみたい…
なんと不真面目な!!
さすが血統だけで努力しない人は楽でいいですわね!
けど、学園には来ているみたいですし…
と、わたくしも授業をサボり校内を練り歩きました。
宣戦布告をしたかったのですが…
あ!
いましたわ!
見晴らしのいい庭園でお茶してますわ!
「ご機嫌、姫君様!」
「あら、ご機嫌…た、たしか…」
「…」
高級カフェテラスでふくよかな白髪劣等生とお茶なんて…
なんとも呑気な!!
しかもわたくしを存じてないとは更に苛つかせますわね!
「わたくし、伯爵家の子女でございますわ」
と会釈。
「あ、ああ、そうでしたね。わたしに何かようでしたか?」
凛としていて、さらには優雅な所作だこと。
「ぼ、僕は席外すよ…姫様お茶ご馳走さま。」
と、ふくよかな白髪の殿方が席を立つ。
「まあ!…なんて醜い殿方だこと!!
火傷の跡といい…姫君様はこんな殿方と…って少々ご趣味が悪いですわね!あはっw
それに今、皇族家は当主様を亡くし大変と聞いていましたが…呑気なものですわね!学園内でこんな醜い殿方と授業をサボり逢引にかまけているなんてw」
わたくしはAクラスの殿方に犯されそうになり、男性に対して凄まじい嫌悪感がいつも以上に込み上げてきました。
あ、一番隊組長様以外のですわ!!
あの御方以外の殿方なんて…見ただけで吐き気を催しそうですわ!
それに姫君が懇意にしている人の容姿を貶すのはスーッとなんとも言えない優越感ですわ!
「ブタオさんを悪く言わないでくれるかしら?
忙しいから用件を早くいって下さい。その伯爵家みたいに暇ではないので!!」
ムカつきますわね!このアマ!
「い、今は出たらダメだって!落ち着け!僕は大丈夫だから!悪口くらい言われ慣れてるし。」
何やらブタオと言われたふくよかな殿方が慌てた様子で独り言、なにかブツブツ小声で言ってます…
「あなた…気持ち悪いですわね…
はやくわたくしの前から消えて下さいませんか?
不愉快ですの!」
と、わたくしはふくよかな白髪の殿方を指差しました。
「あなたねえ…失礼が過ぎますよ!!」
段々怒りをあらわにする姫君様
心なしかちょっと寒気が…
「そ、そうだよね!ぼ、僕は失礼するよ!
不快にさせてごめんねー!さよなら〜!!」
と足早に立ち去るふくよかな白髪の殿方。
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