第200話
わたしは皇族の姫
今謎めいた武士と侍女の模擬戦がはじまる
「ルールは致命傷を負わせない、殺傷性の高い技は寸止め、後は何でも有り。降参宣言か気絶で負け。以上でよろしいですか?」
侍女がルール確認を武士にしている。
「ああ、承知したよ。」
「では…はじめ!!」
わたしは万が一に備え止めにいつでも止めに入れるよう審判をしている。
侍女 ステータス
ランキング 4002位→4001位
Bランク
レベル 29
体力 183
魔力 303
攻撃力 192
防御力 186
素早さ 403
魔術 闇レベル6
スキル 身体強化 暗殺術
技 シャドウバインド
「シャドウバインド!!」
と、侍女が先制攻撃を仕掛けた。
シャドウバインドとは影を操る魔術の技。
影が形を変え地面から武士を拘束しようと何本も太い糸状の影が襲いかかる。
それを身のこなしだけで避ける武士
「な?!なかなかやりますね…」
と侍女はビックリしていた。
確かに…武士はBランクくらいの実力はありそう…
けど侍女も本気ではない。
更に影の数を増やしはじめた。
「まだ肉体が全盛期とはいかないか…
感覚がまだ掴めないな…」
と武士が言う。
避け切れなくなったと思ったら武士はジャンプし躱す。
だが…
「そこ!!」
侍女は空中に逃場がないのをわかっている。
むしろ空中に逃げるよう誘導していた。
けど武士は身体を捻り空中でも回避行動に出た。
す、すごい身体のバネ…
あれは感覚で避けている?
い、いえ、凄まじい実戦経験からだわ!!
侍女はそこに暗器、飛苦無を放つ。
もちろん刃は丸くなっており殺傷性は無い。
そしてただ投げるのではなく、シャドウバインドで掴み速度が増した状態で投げた…
のだが…
「ハァ!!!!!!!」
と武士が気合いの咆哮を放つと、飛苦無は吹き飛び…
シュッシュッシュッと凄まじい速度の足音が響く
「僕の勝ちだね?」
武士はすでに侍女の後ろに周りこんでいた。
首に手刀を添え…
「…ま、参りました…」
「ありがとう。剣氣はまずまずか…縮地も…」
は、速い…侍女を圧倒していたわ…。
い、いえ、強い…。Bランク上位を軽く凌駕している。
世界ランカーと遜色の無い強さだわ…
まさかこれほどとは…
「勝負あり!!あ、あなた…ランキングとお名前をお聞きしてもよろしいですか?」
とわたしは聞く。
世界ランカー、100位以内のランキング者でも知らない人はいる。
どこかのパーティー所属者かしら?
出来たら友好的にしておきたいわね。
あわよくば皇族家探索者部隊に引抜きを…
とわたしは考えていた。
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