表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら魔王の1人娘と結婚することになりました。  作者: ペペロンチーノ閣下
3章 勇者カレン。精霊を集める。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/49

40話

次に仕掛けてきたのはキャピスだ。


フィールド全体に糸を張り、近づいてくる。


「カレン。気をつけてください。」


糸を踏んで動けなくならないよう遠距離から攻撃を仕掛ける。


「ファイヤーショット!」


火の玉を放つ。通った場所の糸が焼かれるがキャピスはすぐに糸を張りなおす。



その時、後ろからタイミングを見計らっていたトカゲのガイズが動いていた。

カレンの背後からガイズは攻撃を繰り出す。

黒いビームはカレンの背中を直撃する。


「ぐっ。」


その衝撃で前に押し出されたカレンはキャピスの糸に絡まってしまう。


「ホーリーフラッシュ!」


光の玉を全方向に放つカレン。

動けなくなったカレンにとどめを刺そうとしていたガイズに直撃する寸前、ペアの鳥魔物ゾーユがそれをかばう。

ゾーユは光の玉をもろにくらい、苦しみながら消滅した。


「ゾーユ……。勇者のやつ前のときより魔法の威力が桁違いに上がってやがる。」

ガイズは呟く。


「ちょっと、はやく止めを刺して捕らえなさい!シザンが死ぬわよ。」



カレンがピンチの中、フィーネはカニの魔物シザンと戦っていた。

正直フィーネは余裕で倒せるのだが、シザンのめんどくさい作戦に悩まされていた。


「もう。なんでこんな卑怯な作戦思いつきますかね?」


「シニタクナイ。シニタクナイ。」


シザンは全力だった。

絶対に勝てない相手から時間を稼ぐ役割を与えられてしまった。

死にたくなかった。

そこで、分身の魔法で自分の複製を作り続けていた。

行動は複製の作成と防御のみ。

範囲魔法で即死させられないように、適度に距離をとっていた。

さらに、勇者カレンに極力近い位置にいることでフィーネに攻撃させにくくしていた。


「これ使いますか。ドレイン!」


フィーネが魔法を唱えるとシザンの体から魔力を吸いとっていく。

100以上いた複製は一瞬で消滅していく。


シザンは1人だけ残った。


「終わりじゃん。おい、ガイズ。キャピス。役割は果たした!。」


シザンは紫の結晶を地面に投げつけると遠くの場所に転移した。


「何ですかね。あのアイテム。アウロの記憶にないですけど。」


フィーネは疑問に感じる。

そもそも勇者をここまで魔王の手下が追ってくるのが怪しい。

本来のストーリーとかけ離れすぎている。

私の力を見ているにも関わらず死にに来ることあるかな?

……もしかして、魔王サイドに別の転生者がいること無いよね?

だったら結構めんどくさいかも。

勇者狙ってるのも納得できるし。


「あ、カレンは。」



カレンは絶対絶命だった。

キャピスに糸でぐるぐる巻きにされ、ガイズからは黒いビームでじわじわ体力を削られていた。


「動けない……。」


キャピスは麻酔針でカレンを攻撃する。

刺さるが、耐性がついているカレンに効果が無い。


「なんでこの子効かないのよ。やばい。シザンのやつ先に逃げたわ。」


「ちっ。俺もここは引くぜ。」


ガイズも紫の結晶を地面に叩きつけ、転移した。


「ここまできて……。そうだ。」


キャピスは動けないカレンの目の前までくるとカレンの首筋に針を突き刺す。


「うっ。痛い痛い。やめなさい!」


カレンは半泣きでキャピスを睨む。


「カレン。あれだけ気をつけてって言ったのに。」


「いや、複数と戦った経験無いよ私。蛇だけだよ。」


「私、一応蛇の魔物なんだけどね。捕らえる予定だったけど、最低限目的は達成したわ。」


キャピスはカレンの首筋から勇者の血を採血して、フィーネからの攻撃が来る前に転移した。


「まあ、以前よりは戦えてましたよ。はい。」


「……ぐすん。」


普通に負けて病んでます。

禁忌の魔法ゲットして調子に乗ってました。

いやだって、1回しか使えないと思わないじゃん。


「ちなみに、闇の禁忌魔法が一番魔力消費激しいので他の禁忌魔法にしとけばもう1発は撃てましたよ。」


そういう情報後出し良くないと思います。

……はあ。この調子だと魔王にも簡単に負けそう。


「それにしても、勇者の血なんて何に使うんですかね?」


「フィーネも分からないの?」


「うーん。儀式用だとは思うんですけど。」



フィーネは傷ついたカレンの体に回復魔法をかける。

一瞬でカレンは全回復する。


「フィーネって化け物だよね。」


「褒めてます?あんまり嬉しくないんですけど。」




その時、上空から久しぶりに聞く声が。


「おーい。フィーネ!カレン!」


ドラゴンの背中にはエレナとスラの姿があった。


「エレナお姉さま!結構かかりましたね?」


「いろいろあったのよ。」


「スラ!久しぶり!」


「カレン!!私、強くなったよ!」


スラの見た目は変わらないけど明らかに強くなってる。

なんか体から気持ち悪いくらい魔力流れ出てない?

怖いよ……。


「じゃあ、紹介するね。こちらドラゴンの女の子のサヤ。」


サヤはドラゴンの姿から人間の姿に変化する。


「はじめまして。サヤと申します。エレナさんに命を救われました。今後はアウロ様のメイドとして尽くさせていただきます。」


「お姉さま?また変な契約させました?」


「まあ、いいじゃないの。」


アウロさんの知らないうちにまた女の子増えてる。

本人がいいならいいのかな。

フィーネが不服そうだけど。


「エレナお姉さま?私とお兄さまの時間が減りますよね?」


「アウロの睡眠時間削ればいいじゃない。」


「あ、そうですね。」


いやいや。睡眠って大事だよ?

アウロとの時間って何?

一応妹なんだよね?フィーネって。

え、エレナが奥さんよね。

何でフィーネがアウロとの時間を気にするの?

んん???


アウロさんに聞こう。

それが一番はやい。

アウロさんも知らないって言いそうだけど。



「それじゃあ、いざ!ユノ大陸へ!!」


サヤはドラゴンの姿になると全員を背中に乗せる。


「1ヶ月ぐらい経っちゃいましたね。アウロ元気ですかね。」


「魔力の反応が数日前から消えかかってるわ。」


「急ぎましょう!!」




エレナ、フィーネ、カレン、スラ。

そして、サヤ。5人はアウロに会う為、ユノ大陸へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ