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異世界転生したら魔王の1人娘と結婚することになりました。  作者: ペペロンチーノ閣下
3章 勇者カレン。精霊を集める。

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39話

「カレンさんお疲れですね?」


「フィーネのせいではあるんだけど。」


いくら修行のためとはいえ、ひどいよね?

スパルタ過ぎるよね?

気絶するたび完全回復させられてまた気絶させられるの繰り返し。

拷問だよこれ。


「フィーネと絶交したいと思います!これは殺人未遂です。」


冗談だが、一応牽制しておく。

やりすぎだよね。

よくない。


「まあまあ。許してくださいよ。レベル上がってますから。」


確かに、強くなってる気がする。

あと、麻痺にも耐性ついたかもしれない。

最後のほう痺れる感覚はあったけど動きに支障がない程度になってたし。



「で、ここどこなの?」


カレンが球体から出ると知らない場所にいた。

なんか、ちょっと暑い。


「オンドラ火山ですよ。」


「え!?何で着いてるの。」


「球体運んでここまで来ましたから。私が。」


「あ、はい。」


もう突っ込まないことにした。

ラッキーだと思うことにしよう。

歩く手間が省けた。うん。


「それで、ここで何するんだっけ?」


「精霊を出してください。」


「はい。」


カレンは10体の精霊を呼び出す。

すると…………。

火山から、精霊たちに引き寄せられ青い玉が飛んできた。


「えっと。何これ。」


「これを食べてください。」


「本気で言ってる?」


「はい。」


拒否権がないカレンは言うとおり青い玉を飲み込む。

すると、頭の中に知らない魔法が流れ込んできた。


「!?フィーネ?なんかやばいよこれ。」


「さっきの玉は禁忌の魔法が封印されたものです。その封印を解くのに必要なのが10体の精霊でした。」


「なんでそんな玉がこんなところにあるの?」


「さあ?製作者のきまぐれじゃないですか?」


誰?その製作者って。


「カレン。これで禁忌の魔法が使えます。カレンも世界を滅ぼす可能性のある化け物の仲間入りです。」


嬉しくないなぁ。

普通が一番だよ。

でも、もうなんでもいいや。

勇者って損。


「なんか、むしゃくしゃするからフィーネに禁忌の魔法撃ってもいい?」


「でも私も使えますよ?」


「じゃあ、わざわざここに来なくても教えてくれたらよかったんじゃない?」


「禁忌ですから。簡単に教えられません。」


「一理あるのがむかつく。」


「というか、教えられないんですよ。教えても理解できないというか。」


「確かに、今脳内に入ってきた魔法は理解できないけど使える。よく分からない感じかも。」


「さて、それじゃあ初陣です!魔王の手下がきたみたいですよ。」


振り返ると魔王デデンの手下たちが大量にいた。


「タイミング良すぎない?」


「カレンが玉飲み込むまで気配消す魔法使ってたので。」


「あ、ずっと追われてたんだ。なるほど。」


「今まで倒してきた敵が勢ぞろいですね。魔王に早く捕らえろみたいに言われたんでしょうね。」


まず、カレンを誘拐したキャピス。

フィーネが爆弾で虐めたトカゲの魔物ガイズとペアのゾーユ。

カニの魔物のシザンと狼の魔物のオウガ。


馬のやつはフィーネが完全に倒しちゃったからもういません。


なんか多くない?

女の子2人に対して大人気ないというか、なんというか……。


「うーん。全部カレンに倒してもらいたかったんですけど。」


「多くない?」


「まあ、何とかなるか。」


「いや、適当すぎるでしょ!」


オウガが先制攻撃を仕掛けてくる。

分裂し、カレンに突っ込んでくる。


「えい。」


蛇達との特訓の成果で、敵の攻撃を華麗に避けるカレン。


「デビルソード!」


先ほど覚えた禁忌魔法を唱える。

すると剣が黒く輝きを放った。


オウガは気にせずカレンに攻撃を繰り出す。

剣がオウガとぶつかった時異変が起きた。


「ウッ!?うがぁぁぁ。」


オウガは闇に包まれて苦しみだした。

10秒もしないうちにオウガであったものは消滅し、黒い後だけ残った。


「いやいやいや。フィーネ。何これ?」


「禁忌ってこういうものですよ。」


強すぎるよこれ。

怖いなあ。

これフィーネもできるのね。


「ちなみに魔力消費半端無いのでもう使えませんよ?」


「いや、先に言ってよ!」



まだ敵残ってるんですけど……。

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