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異世界転生したら魔王の1人娘と結婚することになりました。  作者: ペペロンチーノ閣下
3章 勇者カレン。精霊を集める。

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33話

ガイズとの戦闘は一方的なものだった。


ガイズが腕から黒いビームを撃ち続けているがフィーネには全く当たらない。


フィーネはそれをかわしながら、ひたすら爆弾を投げ続けている。


「なんで、爆弾しか使わないんだろう?」


「魔力使わなくていいですからね。回復するまで、省エネしないと!」


戦ってる最中なのに返事返せる余裕あるんだ。

正直、フィーネが負ける気配は全く無い。


「ちっ。動きが早すぎるなこいつ。全くあたらねえ。」


それにしてもかなりタフな魔物だ。

最初の罠の爆発もあったよね。

かなりダメージを負っているのにまだ元気だ。


「ちょっと変えてみるか。」


ガイズは地面に向かって黒いビームを放つ。

時間差で地面から石と一緒にビームが飛んでくる。

地上での攻撃と違い、ビームは少し細いがさっきより多く飛んでくる。


「ふう。全部よけるの大変ですね。」


石を払いながらビームを避ける。

ここで、フィーネはガイズに向かって攻撃を仕掛ける。


「本物はこうですよ?」


屋敷と同じぐらいの大きさの黒い塊のビームをガイズに向かって解き放つ。


「お、おい。なんだよこれ。」


ガイズはそれをもろに受けてしまう。


「ぐはぁ。くっ……。」


「これでも耐えますか。」


ガイズはかろうじて立っている状態だ。

つんとつついたら倒れそうなくらいにふらふらである。


その時、ガイズの後ろから別の気配をフィーネは感じとった。


「カレン!光の玉撃ちだしてください。」


「は、はい。ホーリーフラッシュ!」


光の玉がガイズのほうに向かって進む。

黒い鳥のようなもの魔物が一瞬見えた。

しかし、光の玉と一緒に消えてしまった。

気がつくとガイズもいなくなっている。


「また逃げられましたね。それにしても硬かった。」


「さっきの鳥みたいなやつはいったい?」


「あの鳥とガイズはペアなんですよ。カレンが屋敷に下がってなかったら隙をついて誘拐されてましたね。」


いや、私弱くてほんとごめんなさい。

誘拐される系勇者です。

お恥ずかしい……。


「でも、光の玉ナイスでした!今頃大ダメージですよ。」


「え。そうなの?」


「あいつらと一緒に消えたでしょ?逃げた瞬間光の玉ごと移動したので完全に当たってますね。」


よし。じゃあいいや。

勇者の仕事した!

一日一膳だね。

ちなみにこの言葉はフィーネに教えてもらった。


「ちなみにあの鳥はゾーユって名前ですよ。」


「フィーネよく知ってるね。」


「アウロってすごいんですよ。この世界のことならほぼ知ってるので。」


もしかしてアウロさんって神様なのかな?

会えたら勇者としての生き方を伝授してもらおう。


「ふう。今日はもう来ないと思うのでやっとゆっくりできますね。」


フィーネは、言いながら爆弾を屋敷の周りにセットし直している。


「これから毎日これが続くのかなあ。」


「魔力回復すれば魔法打ち放題なので余裕で倒せますよ。」


「フィーネって今でも普通に魔法撃ってない?」


「あ、これ初級魔法みたいな感じなので魔力全然使ってません。」


「え、あのでっかい黒いビームも?」


「初級魔法でも極めたらあれくらいできますよ?中級魔法撃ってたら間違いなく即死かな。」


初級魔法であれだけやばい感じなんだ。


「ガイズが撃ってたのは一応上級魔法でしたね。当たったら軽いあざにはなってたかも。」


「いや、あざで済むのはおかしい……。」


「一応防御魔法も使ってますからね?これも初級ですけど。ちなみに上級魔法がMP100消費としたら、初級はMP2ぐらいだと思ってください。」


上級魔法強すぎるでしょそれ。

見るのが怖すぎるから、今のままで勝てるんならこのままでいいや。

森とかで使ったら木が全部無くなっちゃうよ。



その後2人はお風呂に入ったりして、気が付くと結構遅い時間になっていた。


「そろそろ寝ましょう。明日も早いですし。」


「わかったわ。おやすみフィーネ。」



カレンは自分が寝る部屋に着いた。



……なぜかフィーネが一緒に来た。


「ん?どうしたのフィーネ。」


「え?一緒に寝ますよ。」


「なんで!?」


「夜中に襲われたら助けられないじゃないですか。」


確かに。

じゃあ一緒のほうがいいか。



2人はベットに入る。


「フィーネ?」


「何ですか?カレン?」


「なんで後ろから抱きついてるの?」


「抱き枕が流行ってるんです。」


よくわかんないけどいいや。

これ寝れるかな?

ちょっと暑いけど我慢しよう。

夜中に魔物から襲われて死ぬよりましだ。


そう思いながら眠りに落ちるカレンだった。

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