18話
宿屋に着いたカレンは、早速本を見ながら光魔法の練習をはじめた。
3時間、本を睨んだ。
光の玉のようなものは出せるようになった。
触ったらチクっとするくらいの痛さ。
これでも、魔族にはすごく効果があるらしい。
2年後にオーク王国付近で何かがあるんだよね。
地図で見たけどかなり遠い。
旅しながら強くなっていくしかない。
やっぱり仲間は必須。
でも私なんかに仲間できるかな?
そもそも女だし。
舐められそう。
嫌だなあ。
最悪1人で魔王とかを倒すことになるのかな?
そもそもの話、世界の危機が何なのか。
……考えてもわかんないや。
明日のプランを考えた。
この町の横にあるロー草原を越える。
それで、その先にあるヤンの町で仲間を探そう。
まだそっちのほうが多少は腕のある人がいるはず。
人口的にもここより5倍ぐらい多かったような。
先代勇者様のパーティを思い出す。
攻撃特化の斧使い。
回復役のエルフ。
後方支援の魔法使い。
あと、……踊り子だっけ?
この人なんだったんだろう。
で勇者か。
なんかメンバー構成すごいのよね。
バランスはいいのかな?
魔王を倒した時のことが絵本になって伝わっている。
大人から子供まで誰でも知ってる話だ。
……私はバランスとか考えず、ついて来てくれる人を1人でも増やそう。
話はそれからだ。
ソロで世界を救うのは無理だから。
一応予定は決まった。
読んでいた本と貰った装備品を魔法で異空間収納しておいた。
この魔法すっごい便利で助かる。
5分ぐらいで覚えられたし。
私こういう魔法が得意なのかな?
攻撃魔法は苦手。
3時間頑張った結果が、光の玉。
他の攻撃魔法は全然使い物にならない。
はぁ。明日からがんばらないとな……。
嫌だなぁ。
なんで、私が勇者なのかなぁ。




