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異世界転生したら魔王の1人娘と結婚することになりました。  作者: ペペロンチーノ閣下
1章 異世界に転生した男。

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15話

「やっと起きました!アウロお兄様。体の調子はどうですか?」


ん?


目が覚めると、フィーネが妹キャラになっていた。

なぜ?なんでそんなことになるの?

世界変わった?


「アウロやっと起きた!」


起きたら絶対上に乗ってるよねエレナ。

僕のこと馬か何かだと思ってる?


「説明してもらえます?」


エレナに降りてって言ってるのに降りない。

なんか無言で堪能するのやめて。

説明してほしいんだけど。

あー。駄目だわ。

エレナ完全に、自分の世界に入ってるわ。


今度、こっちから乗ってやろうかな。

この何とも言えない気持ちをわかってもらいたい。


……。やめとこう。

逆に喜びそうで腹立ってきた。


「私が説明しますね!アウロお兄様!!」


何故かフィーネが話をはじめた。

正直、ありがたい。


お兄様呼びって正直、悪い気はしないよね。

前世でも妹欲しかったんだよね。

しかもフィーネって普通に可愛い。

可愛い妹とか最高じゃない?

ただ、妖怪らしいけど。


「アウロお兄様の記憶を見ました。私、フィーネはこの世界では没キャラということが分かりました。それで……。アウロの妹になることにしました!」


なるほど。

まったく理解できなかったんだけど。


アウロは困った顔でエレナに目線を向ける。


「補足しますね?フィーネは長い間封印され続けた結果、過去の記憶がほとんどありません。」


ちゃんと、返事がかえってきました。

もしかして、今までわざと無視してた訳じゃないよね?


「えっと2000年封印されてるんだっけ?そのことくらいしか記憶に無いけど。」


「そうですね。没キャラなので、アウロの記憶にもほとんどデータがないです。」


そもそも、何で没キャラがこの世界にいるんだろうか。


「つまり。私は記憶も無ければ仲間もいません。このまま私は一人ぼっちなのです。アウロお兄様!!」


フィーネが上目遣いで見てくる。

これ反則だわ。

優勝できるよ。

上目遣い選手権暫定1位席です。

おめでとう。


「 で、なんで僕の妹になるわけ?」


「だって妹欲しいじゃないですか。お兄様。」


あ、なるほど。

自分のせいでした。

理想の妹になって、お前の過去は目を瞑るから一緒に行かせろと。


よし。

記憶を覗かせるのは今回限りにしよう。

絶対に。

これ以上、前世の恥ずかしい記憶を流出させるわけにはいかない。


魔族と妖怪だもんね。

相手人間じゃないからね。

恥ずかしくないね。うん。


人間はみんなそんなもんってことにして乗りきろう。

絶対に他の人間の記憶は覗かせないぞ。

そうすれば、尊厳を守れる。

……もう遅いかな?

 

今更だけど、記憶を見れる魔法ってそんなに簡単に使えていいの?

チートじゃない?

2人が規格外の可能性もあるけど。


「ちなみにお兄様。妹ですが血は繋がってないので……いつでも、大丈夫ですよ。ね!」


うっとりした顔でこっちを見ないで。

ね!じゃないよ。

ほんとにやめて。


エレナもフィーネも何なの?

これ、あれか。

記憶を元に行動しちゃってるよね。

フィクションについて教えたほうがいいな。

間違った知識2人に入っちゃってるわ。


それで、エレナさん。

目が怖いんだけど。

睨まないで。


そろそろ離れようね?

で、首筋舐めるのやめて?

そこ、エレナがよく噛みつくとこで傷跡になっちゃってるよね。


もしかして、マーキングみたいなことしてる?

そんな記憶はないぞ。流石にない。

自分のせいじゃない。


「フィーネ。いつ、いかなる時も大丈夫じゃないから。寝込みを襲ったりしちゃ駄目だからね。それで、これからどうする予定なの?」


「私は2人にずっとついていきますよ?いいですよね?エレナお姉様。」


「はい。許可します。」


エレナに決定権あるんだ。

いや、僕に決定権あっても別に断らないけど。


「お兄様。一つお伝えすることがあります。」


「何?もう何言われても大丈夫。慣れた。」


「エレナお姉様と同じ契約を結びました。」


「はい?」


「だってこのままだと死ぬとこだったの!私達もろとも。」


エレナが言うには、フィーネは封印が解かれた際、

一気に2000年間封印されていた魔力が身体から溢れ出してしまい爆発寸前だったらしい。

 

ちょうどその時、僕は首を両方から噛まれて倒れてましたね。はい。

エレナとフィーネがお互いの魔力を共有する契約をする事で何とかなったと。


「なんで僕とフィーネが契約してるの?」


「あ、私と契約する=アウロとも契約することになります。」


「なるほど。わかんないけどいいや。それで、契約って具体的には?」


「それはお姉様から言わないように言われてますので内緒です。」


「アウロには教えませんよ?絶対に!」


エレナってそういうところ、ずるいよね。


「この前、エレナにキスしたら動かなくなったよね?それと、エレナから首噛まれた時に何かゾクゾクしたんだけど。フィーネに噛まれた時は何ともなかったんだけど?それについて教えて貰える?」


「お兄様。1つだけ教えてあげます。今後は私が噛んでもゾクゾクしますよ。」


「フィーネ。それ以上言ったらフィーネのことも吸いつくすから。」


不服そうなエレナ。

 

「血を吸うって、フィーネは種族的には妖怪なんだよね?見た目は最初に会った時に比べて完全に人間みたいになってるけど。」

 

「あ。ほとんど人間になりましたよ。なので、血も赤いです。魔力2000年分も使い切る方法がなくって1番消費が激しい魔法をお姉様に聞いたら、種族を変える魔法を教えてもらえました。若干妖怪成分残ってますけど。」


もうなんでもありじゃん。

エレナがチートなのよね。


人間に戻してもらいたいなぁ。

魔族ってなんか最終的に滅ぼされそうじゃない?

人間は……。

人間も滅ぶかも。

どっちも一緒か。


「ちなみに、フィーネってどのくらい強いの?」


「エレナさんと同格です。」


「アウロ。そもそも記憶を辿れる魔法って使うのに人間500人分ぐらいの魔力がいるからね。普通じゃ無理だよ。あと、すっごい魔法だから普通知らないよ。」


「エレナごめん。人間換算されてもわかんないや。まあ、すごい強いのはわかった。」


「えっと、じゃあ……。あ、私とフィーネ一緒にだったら魔王と戦う前の勇者にも負けませんし、魔王にも勝てます。余裕です。」


もう勇者いらなくない?

出会ってはいけない2人が出会ったよね。

そして、2人ともストーリーに一切関係ない。


「2人とも、力加減間違えて僕のこと殺さないでね。」


この2人と一緒に行動して、死ぬことがあるとすればこれだろう。

出血死。

でも、フィーネは血吸わないか。

じゃあ、襲われて死ぬかも。


なんかごめんね、アウロの体。

多分この先、ボロボロになり続けると思う。



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