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粘着そうめんの詩

作者: 白夜いくと

ズルズル引きずる

そうめん啜って悔しさ噛みしめる

ボクに何が出来るだろう


日常生活はおんぶにだっこ

腐った思考で創作もダメと来た


ふてくされて入るベッドは硬くて不快

「新しいのが欲しい」

文句だけは一丁前


朝起きて画面に向かう

世の中を全ての人がうまく回してる気になる


「ボクの居るべき場所は?」

頭がおかしくなりそうだ


ズルズルあの子はずるい

そうめん啜って悔しさ噛みしめる

ボクとあの子の何が違う


根本的に全部違うんだな

知ってるよこんちくしょう


やるべきことも分からないまま時間だけが過ぎていく

無駄にした日々を後悔する未来のボクも想像できなくて

ただクーラーの室外機と雨の音が混ざり合う


ズルズル引きずる

そうめん食べながら悔しさを噛みしめる

ボクは一生こんななのか?


それは嫌だ

だけど身体が動かない

思考は灰かぶりのまま


でも


きれいな涙は出るんだ

ボクに残された最後の宝石


美しい旋律の曲を聴いて感動したとき

一瞬だけ浮かぶ虹色の世界


美しい動画を観て心うごかされたとき

一瞬だけ弾む心像


ボクの涙に意味があったら良いのに


そんなことを思いながら

今日もそうめんを啜る


ズルズル

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